カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

 ティタという名の猫は2か月前に行方不明となった。ティタを誰よりも愛していた少女の心にはぽっかりと大きな穴が開いた。

 家族はティタをあきらめなかった。あらゆる手段を使って情報提供を呼びかけていたところ、近くの学校の校庭にいるかもしれないという情報を得た家族は、すぐに学校に向かう。

 残念なことに学校の門は閉まっていた。だが少女は門からティタの名前を叫び続けた。すると...1匹の猫が全力で少女の方へと走り寄ってきた。

 この猫こそ、探し求めていたティタだったのだ!

【画像】 2か月間行方不明の猫と再会

 少女はメス猫のティタと強い絆で結ばれていた。その為、ティタがいなくなってからはすごく落ち込み、涙を流す日が続いたという。

 家族は近所の人に呼びかけたりビラを配ったり、SNSなどを通じて猫の捜索を行っていた。日がたつにつれ、ティタの身に何かが起きたのではないかという不安が、更に少女を苦しめた。

 だがそれでも、家族はティタをあきらめなかった。

 近くの学校の校庭で見たという情報が入ったときも、家族は直ぐに車で学校に向かった。だが悲しいことに学校の門は閉まっており、中に入ることができない。

・合わせて読みたい→月日は流れて13年!また会えるなんて思わなかった。猫と飼い主の奇跡の再開(イギリス)

 だがここでもあきらめなかった。少女は門の前でティタの名前を呼び続けたのだ。すると...

 遠くから猫が少女に向かって走り寄ってきた。

 そう!この猫こそが家族が探し続けていたティタだったのだ!

3

 ティタは少女の声を覚えていた。懐かしいその声に導かれるように、学校の中から一直線に少女の元へと駆け寄ってきたのだ。

 ティタは少女の足元にすり寄ると、少女はティタを抱きかかえ、歓喜の声を上げた。その表情は喜びに満ち溢れている。

 父親も喜びと安堵の声をあげる。ティタはまた家族の元へと戻ってきたのだ。

6

 猫はとかく迷子になりがちだ。家飼いしていても、ちょっとドアや窓を開けた隙に、ダッシュで逃亡してしまうこともある。

 半径500メートル以内に潜んでいるケースが多いというが、何かに驚かされたりすると、あらぬ方向に逃げ出し、どんどん離れて行ってしまう場合もある。

 2週間以内に見つかるケースが多いが、中には長期にわたる場合もあり、5年後に2千キロメートル離れた場所で見つかったケースもある。

 何はともあれ、再会できてなによりだ。家族と猫の絆もさらに深まったことだろう。学校にいたということはきっとみんなにかわいがられていたのかもしれないね。

 
画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

2か月間行方不明だった猫、呼び声に気が付き、少女の元へと全力で走る!