11月20・21日の週末映画動員ランキングは、『映画 すみっコぐらし』、『そして、バトンは渡された』が手堅く数字を伸ばす結果となった。

【写真を見る】大ヒットを受けて、12月から上映館が拡大する『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』

■『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』の上映館が拡大に!

先週、公開2週目でシリーズ初となる首位に輝いた『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』が、土日2日間で動員10万人、興収1億2300万円をあげて2週連続の首位を獲得。累計では動員52万人、興収6億4000万円を突破しており、このヒットを受けて上映館は12月3日(金)以降新たに72館、12月末までに16館が追加されることが決定した。また、この上映拡大に合わせ、12月3日からは第4弾となる入場者プレゼント「クリスマスカード」が配布されるとのこと。

■“追いバトン”する人続出で『そして、バトンは渡された』が2位へ

公開4週目の『そして、バトンは渡された』が先週の3位からさらに浮上し、2位へジャンプアップ。累計は動員82万人、興収10億円超えとしている。公開2週目こそ4位としたものの、腰の強さを見せて上位をキープし続けている本作。その強さの要因には、リピーターの稼働率の高さが考えられ、何度も鑑賞する“追いバトン”といった言葉も生まれている。

鑑賞した人からは、「息ができなくなるほど泣いた」や「この世からティッシュが消えるかもしれない」、「こんなに泣いて心温まる映画は初めて」といったコメントが続出。さらに、「家に帰って両親に大好きだよって言いたくなりました」、「いますぐ大切な人を抱きしめたくなり、言葉を伝えたくなりました」、「追いバトン7回目。大切な家族と行ってきます」といった、家族など大切な人のことを想う言葉も確認でき、感動がさらなる感動を呼ぶ形でファンが拡大しているようだ。

■人気シリーズの完結編『土竜の唄 FINAL』が初登場3位に

3位には唯一の新作、『土竜の唄 FINAL』が初登場。シリーズ累計発行部数950万部突破を誇る、高橋のぼるによる大ヒットコミックスを三池崇史監督×脚本家の宮藤官九郎コンビで実写映画化した、シリーズ第3弾にして完結編となるジェットコースター・エンタテインメント。1、2作目に続き、生田斗真が主演を務めている。

■公開8週目の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は累計動員178万人を突破

1、2位以外の既存作品では、公開3週目の『エターナルズ』が4位につけており、累計で動員63万人を突破、興収はまもなく10億円を超える模様。同じく公開3週目の劇場版『きのう何食べた?』は、累計動員69万人、興収は10億円に達するようだ。

8位の『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』は累計動員43万人、興収5億円を記録。公開8週目ながら9位の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は累計で動員178万人を記録し、公開6週目で10位の『燃えよ剣』も動員80万人を突破している。

今週末からは、家族全員が魔法を使えるなか、1人だけ魔法が使えない少女の活躍を描く『ミラベルと魔法だらけの家』、第71回トニー賞で作品賞を含む6部門を受賞したほか、数々の賞に輝いたブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『ディア・エヴァン・ハンセン』、テレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」のリブートとして2017年よりスタートした新劇場版三部作の完結編『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』といったタイトルが公開されている。

文/サンクレイオ翼

『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』が2週連続の1位に!/[c]2021 日本すみっコぐらし協会映画部