鏡・メイク

若く美しい女性にとって、顔のパーツをいくつも失うのはどんなにつらいことだろう。しかしそれを乗り越えた女性の生き方に、『New York Post』などアメリカのメディアが注目。ようやく再建手術が決まったことなどを伝えている。


■大事な仕事の直前に悲劇

アメリカ・カリフォルニア州で暮らす女性(22)は、美しくてスケートボードも得意な人気者だった。雑誌にも取り上げられ、TVコマーシャルの仕事もオファーされるなどして喜んでいたという。

しかし昨年の11月、コマーシャル撮影の前日に恐ろしいことが起きてしまった。アリゾナで暮らす家族を訪問した際、その家で飼われていたピットブルに襲われ、上唇と鼻の一部を食いちぎられてしまったのだ。


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■事故後も話題を集めた女性

女性の傷はどうにか癒えたが、鼻の下と上唇を完全に失ったため、前歯と歯茎がむき出しのまま暮らしていた。しかし愛するパートナーにも支えられ、ようやく唇の再建手術の日が決まったことをSNSで公表した。

美貌を失っても堂々と生きる女性は企業にも注目され、「スポンサーになりたい」「SNSの投稿に報酬を出したい」と申し出る会社も複数あったという。この女性にはフォロワーも多く、YouTubeチャンネルも話題を集めている。

■「その人なりの美しさがある」

美貌を失い大変つらい思いをした女性だが、その悲しみから学んだこともあったという。「人がどう言おうが、自分のすべてをしっかり受け入れ愛することを学んだ」「誰にだって、その人なりの美しさがあるのだから」とSNSに書き記している。

また「命はとても大事なもの」「あって当然のものだなんて、二度と思わない」「愛している人を、今日もしっかり抱きしめてあげて」という女性の言葉に、多くの人が胸を打たれているという。


■「容姿に悩んだ」5割以上

しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女1,844名を対象に調査を実施したところ、全体の52.2%が「容姿に悩んだことがある」と答えた。

自分の容姿に悩んだ経験者の割合

美貌も若さも不変ではない。しかし、誰にでもその人なりの美しさと魅力があると信じ、ポジティブに生きるこの女性を恋人は深く愛し、「これまで出会った誰よりも素晴らしい人」と称賛している。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2020年9月18日~2020年9月23日
対象:全国10代~60代の男女1,844名 (有効回答数)

犬に襲われ唇と鼻を失った女性 苦境乗り越え「自分を愛すること学んだ」