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世帯年収900万円の子持ち家庭のリアルな生活感とはどのようなものなのか。キャリコネニュース読者から寄せられた投稿を紹介する。

「欲を言えば、車も5年ごとに乗り替えたい」

愛知県の40代女性(パート/不動産・建設系)は世帯年収900万円で2人の子どもを育てている。女性は日頃の生活感について、次のように語った。

「予算は決めずに買いたいものを買うが、節約は常に意識している。例えば惣菜を買うときは値下がりしたものを買うことが多いし、高い牛肉やフルーツは滅多に買わない。衣服もプチプラの安いものばかりだが、おしゃれには気を配りたいので、家族全員洋服の数は揃えていると思う」

「現在中学生子ども2人の塾代にお金がかかっているが、子どもたちが大学に入学するまでに住宅ローンは完済できる見込みなので、大学の学費と住宅ローンの支払いは重ならなくて済みそう。望めば私大でも行かせてあげたいと思っている」

うまく家計をやりくりする女性だが、「欲を言えばもう少し高価な洋服やアクセサリー、化粧品をお金を気にすることなく買い、車も5年ごとに乗り替えたいと思う」と正直な気持ちも打ち明けた。しかし現実は厳しいようだ。

「でも毎年たくさん貯蓄ができるわけではないので、贅沢はできない。株や投資信託で資産を増やし、税金の控除などお得になる制度は利用するようにしている。主人が50歳過ぎのときに子どもの自立が完了するので、そこからは夫婦の老後資金を貯めたいと思っているが、どれだけ貯められるのかということは漠然とした不安である」

と心情を綴っている。

FPの見解は?

ファイナンシャルプランナーの大野翠氏(芙蓉宅建FPオフィス代表)は次のように解説する。

<お子さんのいる世帯では、どうしても子ども関連費を優先する傾向にあるため老後資金は後回しになることが多いです。そのような中でも、今できることとして税制面の優遇のある株や投資信託を利用し、生活費も節約しているということですので最大限の手は尽くしていると言えます。

今後をよりよくするために、私からいくつかアドバイスさせていただきます。まず食費に関してですが、ざっくりで構いませんので予算を決めてみてはいかがでしょうか。今回の回答者様はすでに節約の視点をお持ちですので、毎日の食費予算を立てて厳しく家計管理するまでは必要ないでしょう。そのため、食費に関してまずは1週間のだいたいの予算を決めてみましょう。例えば月曜日に買い物しすぎた場合はそれ以降の曜日で帳尻を合わせるという形で、とにかく1週間の予算を守るようにしてみましょう。このちょっとした工夫だけでも、継続することで節約に繋がります。

次に資産に関してですが、今後の老後資金を考えるうえで確認したいのが「ねんきん定期便」です。毎年誕生月に郵送されてくるねんきん定期便で、老齢年金の受給見込み額がわかります。それを基に老後資金の過不足について試算し、足りない部分をどう補うか方向性を決めていくと良いでしょう。一般社団法人、生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」(2019年)によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要だと思う金額は平均で月22.1万円でした。

世帯年収900万円「高い牛肉やフルーツは滅多に買わない。衣服もプチプラの安いものばかり」