そうなの亀もなでられたいの…と思わずほころぶほんわか映像。こちらはシンガポールのある池で目撃された亀のブラッシングシーンだ。
小さなブラシを持つ女性に吸い寄せられるように集まる亀たち。彼らは池からゆっくり出てきて列をなし、自分の甲羅が磨かれるのをお行儀よく待ってたりする。
慣れたようすで甲羅をきれいにする女性と気持ちよさそうに体をあずける亀。行列のできる亀なで所はここにあった。
【画像】 岩じゃなくて亀の群れ!池で甲羅をブラッシングする女性
ブラシ片手に水辺にしゃがむ女性と池から出てきた亀の群れ。実は彼らは甲羅のブラッシングをする彼女のもとに寄って来たのだ。
この光景はシンガポール在住のアリフィンさんが地元の植物園の池で見かけたもの。
当初アリフィンさんは池の岩を磨いてるのかな?と思ったそう。
ところがよく見るとそこにいるのは全部亀。その全員が甲羅をこすってもらうため女性の足元に集まっていた。
亀が女性に向かって列をなして並んでました。数匹どころじゃなく十数匹とか大量に来てましたよ。まるで池の中にいる全員が集まって一匹一匹がイベントに参加してるみたい。池からゆっくり上がってきて、背中の甲羅が磨かれるのをちゃんと待ってるんですよ。
亀も女性も楽しそう!周りの人も驚愕しつつくぎ付けに
亀好きらしい女性は慣れた様子でブラシを動かし、彼らの甲羅についた藻をせっせと取っている。群がる亀もブラッシングがとても気に入ってるらしくでお互いに楽しそうだった。
[もっと知りたい!→]山火事で甲羅を失った亀の為、4人の獣医と1人の歯科医、そして3Dデザイナーがタックを組んだ。3Dプリンターで見事な甲羅が出来上がった。
とても心がなごむ光景でした。集まってくる亀たちは彼女のブラシが待ちきれない様子で、ようやく磨いてもらうと満足したように池のほうに去っていくんです。
亀の反応からしてもブラシをかけられるのが好きなのが一目瞭然。驚きながら撮影していたアリフィンさんによると、彼女同様くぎ付けになった人はほかにも大勢いたという。
Nur Hafiza AriffinさんのFacebookアカウントより
その女性はこの日の人気者でした。たくさんの人が彼女から目を離せなかったんです。
まるでモフりを要求するように集まっていた亀ズ。女性とは顔なじみなのだろうか「次はこっちね!」「まだかなまだかな」って声まで聞こえてきそう。
もしやハトまでブラッシング待ち?
場合によっては感染症も。藻やコケがつきやすい亀の甲羅
水中で暮らす亀の甲羅はもとから藻やコケがつきやすいため、頻繁に取り除く必要はないそうだ。
しかし水温が低かったり日光浴ができず紫外線殺菌ができない環境や栄養不良のほか、ストレスの影響などによってはそこから細菌や真菌に感染することもあるという。
また肋骨が変化してできたといわれる甲羅表面の下には神経や血管が通っているため、甲羅への刺激もわかるそうだ。
甲羅といえば野生下で藻がふっさり生えたカミツキガメや地面ごと草を背負った亀もいたりするからブラッシングに積極的とは考えもしなかったよ。個体差もあるかもだけど実はけっこう心地良かったりするのかな?
References:gtgoodtimes / facebookなど /written by D/ edited by parumo
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