お笑い芸人の「ぼる塾」(田辺智加・あんり・きりやはるか)が28日、アンバサダーを務める「第4回ご当地タニタごはんコンテストヘルシー郷土料理で健康まちおこし-」の全国大会に出席した。「こんな素敵なイベントに呼ばれるなんて本当に光栄」と食べる気満々で喜んだあんりだが、田辺の食レポのスキルの高さに改めて気づいたようだ。

2018年から今年で4年目となる同コンテストは、全国各地の郷土料理を健康的な視点で現代風にアレンジしたレシピコンテスト。全国大会に進出した15チーム(全国5地域から各3チーム)が応募作品をプレゼンテーションし、委員長の服部幸應氏ら5人の審査員が実食して審査した。ぼる塾はアンバサダーとして各チームの料理を実食して感想を述べ、賞のプレゼンターを務めた。

15チームの料理を食べ終わったあんりは「田辺さんはのっぺが馴染みがあると言っていたんですけど、私は知らなくて。今日は何回かのっぺを使った料理を食べて虜になっちゃいました。のっぺってあんなに美味しいんだって。今まで知らなかったのが寂しいぐらい」と新潟の郷土料理の“のっぺ”の美味しさを発見したという。田辺の父親が新潟県出身のため田辺は「いつもお正月はのっぺ汁を食べていました」と語っていた。今大会では新潟県から3チームが全国大会に出場し、3チームとものっぺをアレンジしたメニューを作っていた。

きりやはるか滋賀県のチームの「里芋とお野菜が入ったコロッケ」を挙げて「揚げ物が正直得意じゃないのに衣が薄いのが嬉しくて、いっぱい食べちゃいそうになりましたね」と喜んだ。

そしてスイーツ好きで毎日3回ぐらい食べ、ときには手作りもする田辺智加が心を奪われたのは新潟県のチームの“油揚げミルフィーユ”で、「新しい発想だなと思って、私の手柄にしたい」と絶賛。「郷土料理でスイーツ作れるってすごいですね」とあんりも感心したが、田辺は「普段のミルフィーユだったらバターや砂糖を多めに使うんですけど、油揚げで大豆でヘルシーで美味しいスイーツに出会えて私はとても幸せでした」とコメントした。

他にも田辺は、山形県のチームの“だだちゃ豆がミソなプリン”に「とても衝撃的でしたね。枝豆の旨味がありつつも、この味噌のキャラメルソース…この絡みがクセになってスプーンが止まらなかったです。とても感動しました」、徳島県のチームの“そば米雑炊 鯛風味”に「そば米というものを初めて知ったんですけど、粒がとても際立っていて食感が面白いですね。白米とそば米を一緒に炊くことで食感の違いも楽しめますね。アクセントになって出汁との馴染みもとても良く美味しくいただきました」などスムーズにコメントを繰り出したが、あんりが「今日一日でびっくりしたんですけど…」と言い出した。「改めて田辺さんの食べ物へのコメントの凄さ。田辺さんがコメントすると自然に拍手が起こるんですよ。だから私達は円卓で食べさせていただきましたけど、田辺さんは審査員さんに並んでもいいんじゃないか」と審査員席への移動を提案した。田辺も乗り気で「次は私もあの長椅子に並びたい」とやる気を見せた。

コンテストのグランプリには北海道のチームの「エゾシカ肉のロースト等」、準グランプリは京都府のチームの「京のハイカラ味めぐり等」と広島県のチームの「海のぬくもり~カラフルお寿司~等」が輝いた。あんりはグランプリの料理を食べて「婚活のために自分でも料理しているんですけど、こんな優しい旨味とコクを出せたら(男性が)イチコロだなと思って。学ばせてください」とお願いしていた。

最後にぼる塾を代表して田辺が「今日を通して食べることの素晴らしさをまたイチから学んだなと。雑に食べ物を食べちゃいけないなと思いました。ひとつひとつの素材の美味しさだったり、それを皆さんがどういう思いで作ったか、作り手のことを強く感じましたね」と述べた。今回のコンテストで「本当に食べることは幸せなんだな」と学んだ田辺、これからも食レポに磨きがかかりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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