ビートたけしが彼の原点で師匠だった深見千三郎と過ごした日々を描く、俳優の大泉洋柳楽優弥がダブル主演を務めるNetflix映画『浅草キッド』。このたび本作に、ヒップホップ・ユニットのCreepy Nutsがカメオ出演していることが発表され、2人が自身の師匠やルーツについて語るインタビュー動画や、町工場の作業着姿で登場する場面写真も公開された。

【動画】Creepy Nuts、Netflix映画『浅草キッド』インタビュー映像

 本作は、ビートたけし作詞・作曲による楽曲「浅草キッド」と同名の自叙伝を、劇団ひとりの監督・脚本により実写化した青春映画。昭和40年代の浅草を舞台に、厳しさと愛情にあふれる師匠との日々、個性と才能にあふれる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを、笑いと涙を絡めて描く。大泉が「幻の浅草芸人」と呼ばれた深見千三郎役、柳楽がその弟子のタケシ役で初共演する。

 ラッパーのR‐指定とDJ松永による、ヒップホップ・ユニットのCreepy NutsNetflixで配信中のバラエティ番組『任意同行願えますか?』でも、本作のメガホンをとった劇団ひとり監督とDJ松永は共演している。

 現場で撮影したというインタビュー映像では、深見とタケシの「師弟愛」が描かれる本作にちなみ、Creepy Nutsが自身の師匠についてコメント。“同僚B”を演じたDJ松永は「(師匠は)DJ COMAという2006年のDJ世界チャンピオンで、魚沼市コシヒカリを作っている人なんです。俺が到底習得できない、“神々のなせる技”と思っていたものを出来る人が目の前にいると、不思議と出来る気がしてくるんです。だからCOMAくんがいなかったら俺はここまで来ていないし、今の全てがないと思います」と尊敬の念を込めて語る。

 一方、“同僚A”役のR‐指定は「僕はラップに関しては独学で、自分で色んな人のラップを聴いて研究したんです。中でも、僕も松永さんもすごい尊敬しているのはRHYMESTER宇多丸さんです。(宇多丸は)ラッパーだけど、ラジオや映画評論など色んな仕事もどんどんしていく。他のフィールドの人とラップ以外の部分でもちゃんと張り合えるし、ラップもヒップホップの中でも飛び抜けて張り合える。宇多丸さんの活動がなかったら、Creepy Nutsでラジオやったりしないだろうし。それこそ映画に出させていただくこともないのかなっていう…」と熱弁。近年活躍の幅を広げている彼らのルーツのひとつが、宇多丸であることを明かした。

 Netflix映画『浅草キッド』は、Netflixにて12月9日より全世界独占配信。

Netflix映画『浅草キッド』に出演するCreepy Nuts