フィギュアスケートの本田真凜が11月29日、都内で行われた「タウンハウジング 新CM発表会」に出席。「夢見る人応援団」の団長に任命され、12月から放映される新CMにも出演する。

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発表会では、「本田真凜のジュニアフィギュアスケーター応援コーナー」で二人のジュニアケーターからの質問に本田が答えた。

一人目の質問は「曲をかけて演じるのが恥ずかしいのですが、どうしたら真凜さんのように演じられますか?」という内容。

これに対して、「私は小さい時から、リンクで曲をかけて滑るとたくさんの人が見てくれるというのが好きでした。なので、恥ずかしいという気持ちになったことはあまりないんですけど、大人になってから調子が悪い時に『みんなに見られるのは恥ずかしいな』という気持ちになることはあります。でも、試合になるともっともっとたくさんの方に見ていただけるので、その時までにちょっとでも良くなるように頑張ろう!って気持ちを切り替えています」と、自身の経験を踏まえて答えた。

さらに、調子が悪い時の練習法として、「プログラム全体を通してやることも大事だけど、パートパートに分けて練習を続けていって、試合の時にパズルのように合わせられるような練習も大切です」とアドバイスを送った。

「私の場合、最初のジャンプがすごく大事で、良くも悪くもそれで全部が決まってしまうっていうぐらい左右されるので、最初のジャンプを重点的に練習することが多いです。気持ちが8割9割を占めていて、最初にお客さんが“ワー!”って盛り上がってくれたら、どんどん乗っていけるタイプなので、今度、全日本選手権があるんですけど、久しぶりに有観客で試合ができるので、いい演技ができるように頑張りたいです」と、意気込みを語った。

二人目の質問は「スケートは得意ですが、勉強は大嫌いです。受験生でなかなかリンクに行くことができないのですが、そういう時、自宅でどんなトレーニングをするのがいいですか?」。

この質問に、本田は「3日以上休むことはなかったんですけど、コロナ禍で何カ月という単位でリンクに乗れない状況に初めてなりました。練習に使っていた時間がガラッと空いてしまい、最初はその時間を楽しんでいたんですけど、『やっぱりスケートがしたいな』って頭によぎるようになって。それで自分が陸でやっていて、一番スケートに生かせたと思う練習は、プログラムの音楽を聴きながら陸で通してみることでした。イメージもできますし、いいんじゃないかなって思います」と伝えた。

コロナ禍での過ごし方を聞かれると、「私はインドア派であまり外に行きたくない感じなんです(笑)。コロナ禍では、基本的にベッドの上という生活をしてしまっていて(笑)。いざ練習ができるぞ!ってなった時、体も気持ちもなかなか追いつかなくてリバビリ状態になっていました。外に出るのが好きな人は、体を動かしに散歩に出掛けるのもいいと思います。私は、YouTubeで『1週間、これをやったら何キロ痩せる』みたいな動画を調べて、それを見ながら部屋で運動をして、『うるさい!』って怒られるのが一つのルーティンになっていました(笑)」というエピソードを披露していた。

本田が歌って踊る新CMは、12月から放映される。

◆取材・文=田中隆信

本田真凜/撮影:田中隆信