近隣住民との交流も減った現代。日々の生活で「こんにちは」と簡単な挨拶すら交わさないこともあるだろう。そんな中、親しみをもって挨拶してきた「意外な人物」が話題になっている。

【話題のツイート】投稿に込められた思いとは…


■ラフな挨拶をしてきたのは…

現在多くの注目を集めているのは、忍道家である五十嵐剛さんが投稿したツイート

投稿本文で「ちわー」とこんにちはを崩したラフな挨拶がされたと思いきや、「曲者でーす」とまさかの自己紹介が続く。“曲者”は本来「油断できない者/あやしいやつ」などの意味を持ち、登場するにしても厳かな雰囲気を放っていそうなものだが…。

投稿には1枚の写真が添えられており、そこにはまさしく「曲者の姿」が写っていた。


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■「曲者が過ぎる」と絶賛

習志野青龍窟

投稿に添えられていた写真がこちら。そう、挨拶の主は忍び(忍者)だったのだ。確かにこれは「油断できない者」である。

このウィットに富んだ投稿は、半日経たずに5万件を超える「いいね」を獲得し、「めちゃくちゃ好き」「声を上げて笑えた」「曲者が過ぎる(笑)」と絶賛の声が寄せられた。同時に「今手が離せないから誰か出会ってー」「犯行をお願いしまーす!」など、投稿に則した秀逸なリプライも相次ぐ事態に。

そこで、話題の投稿主である五十嵐さんに話を伺ったところ、投稿に込められた熱い思いが明らかに…。

■投稿の理由とは…

投稿について話を伺う前に、まずは「忍道家」が一体何者であるかを説明する必要があるだろう。

五十嵐さんいわく「忍道とは江戸時代までに大成された忍びの教えに基づき、その技法や精神を学び、忍術の極意である『和』を成す事を目指す取り組みです」とのことで、「私はその忍道の師範として忍者文化の紹介や鍛錬を行ない、各教室やイベントSNSを通じて発信しています」と語る。

今回の投稿も「忍びについて関心を持ってもらえるように」という信念によるもののようだ。


■忍道家としての役目も

なお、この写真は先日に板橋区で開催されたイベント『暗渠忍者ウォーク』において、展示された古民家で忍術の解説を行った際に撮影されたものだという。

「忍びは逃走経路に事前に撒菱を撒いておき、脱出の際に自らはその場所を避けて通ると、追手は気付かずに踏んで足止めされる」と、忍器のひとつである「撒菱(まきびし)」の説明をしたそうで、イベント後は参加者からは大満足といった声が多数あがっていた。


■「忍びの文化を多くの人に」

今回の投稿が大きな反響があったことについて、「例えそれが多少本質から離れても、まずは楽しく、少しでも多くの人の心に鉤縄の如く引っ掛かってくれたら良いと思ってます」と、遊び心を交えつつ答えてくれた五十嵐さん。

最後は「忍びの文化に興味を持ってくださる方が増えると嬉しいです」と、意気込みの伝わるコメントを残してくれた。

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(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん

「こんちわー」とラフな挨拶、現れた意外な人物が話題に 曲者が過ぎる…