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不動産会社を1か月で退職したという経験談が、キャリコネニュース読者から寄せられた。

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教わっていないことまで「教えたはずだ。できていないのはおかしい」

40代男性(東京都/事務・管理/年収600万円)によれば、その会社は「社長は入社前も入社後も姿を現すことはなく、実質社長の息子である常務の会社でした。その妻や兄弟が上司というかたちでした」という。

募集要項では、30時間までの残業代込みと書かれていたが、契約書には60時間までと書いてあったため、募集と違うその時点で不信感を持つようになった。入社すると

「教育係の社員がいろいろ教えてくれましたが、毎日大量に学ぶことがありました。なんとか毎日ついていこうと必死でしたが、そのうち教わっていないことまで『教えたはずだ。できていないのはおかしい』と責めてくるようになりました」

「また、エクセルに入力するものが多かったのですが、データの容量が大きくなってきたためか、途中で固まることが多くなり、スピード感を持って進められなくなりました。今までも何度もエクセルを使う仕事はしていたので、エクセル操作自体は慣れているのですが、すべて私の作業が遅いということで片付けられました」

ちなみに男性は有名大卒、海外院卒でMBAも取得しているというが、「教育係は5つ以上歳下の高卒でした」「後輩なので言う通りにし続けました」などと書き不満をにじませている。

「じゃあ辞めるか」という常務の一言で「じゃあ辞めます」

そんな会社での仕事が続くはずもなく、退職のタイミングはすぐに訪れた。男性が全く関知していない仕事の話で「言われた通りにできていない」と叱責されたのだ。

「さすがにひどいと思い、『言われていません』と言い返したところ、その時ちょうど常務がいて『じゃあ辞めるか』と言ってきたので、この会社で働き続けるのは無理だと思っていたので『じゃあ辞めます』と伝え、そこで辞めることになりました」

結局、入社から1か月後に退職した男性。転職後は「その会社よりよっぽど自由で給料も高い仕事が見つかったので、とても満足しています」と綴る。

男性は転職に関して「合う会社に出会えるかどうかが大事なんだと思います」と教訓を示した。現在の会社では「とても重宝され、試用期間も異例の短さで正社員登用され、入社1年少しですが管理職の話も出てくるようになりました」と語っている。

不動産会社を1ヶ月で退職した男性 「じゃあ辞めるか、と言ってきたので辞めました」