留守中、庭に放置してあったゴルフカートが車に衝突し、車が傷ついているのを発見した家主は、いったい何が起こったのかと早速監視カメラを確認した。
すると、そこには意外な犯人が映っていた。なんと、飼い犬がゴルフカートに乗り込んで走らせ、そのまま車に激突していたのである。
飼い主は我が目を疑ったようだが、そりゃそうだ。まさか犬が1匹でゴルフカートを操縦しているなんて思いもよらなかったろう。
Dog crashes golf cart into a truck
9月10日、カナダのマニトバ州ウィニペグに住むマロリー・ケメットさんは、夫と日中留守にしており、帰宅すると庭に置いてあったゴルフカートが止めてあった車に衝突していた。
見ると、車に傷がついている。マロリーさんは「誰かが侵入して、勝手にゴルフカートを乗り回して車に傷をつけた」と思い、早速犯人の正体を突き止めようと、設置してあった監視カメラを確認した。
すると、予想していなかった犯人が映し出されていた。
愛犬のタイタン、ゴーカートに乗り込んで車に衝突
監視カメラの映像を見ると、愛犬でイングリッシュ・マスティフのタイタン(10歳)が、ゴーカートに乗り込む姿が捉えられていた。
ゆっくりとゴルフカートに近付いたタイタンは、座席に乗り込んだものの、大きな体が収まりにくかったのか、なんとか居心地のいい姿勢を得ようと、狭い座席内で体を動かしていたようだ。
その時、はずみでアクセル部分に触れ、ゴルフカートは動き出してしまった。芝生の上を弧を描くように進んだゴルフカートは、マロリーさんの愛車に激突。
その後、タイタンは座席から降りたものの、すぐにその場から去ろうとはせず、なんだか心配そうに車の方を見ている。
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映像はそこで終わっているが、マロリーさんはそれを見て、普段使用している薪集め用のゴルフカートのスイッチを切るのを忘れていたことを思い出した。
雨宿りできる場所を探してゴルフカートに乗り込んだ?
マロリーさんが後にメディア取材で語ったところによると、実はこの日、タイタンはスカンクと遊んでいて、お尻からスプレーを噴きかけられてしまったようだ。
その強烈な臭いが取れるまで、マロリーさんはタイタンを屋根のあるデッキ部分に入れず、庭にいさせた。そして、夫と一緒にしばらく外出していた。
ところが、雨が降り始めたため、タイタンは雨を凌げる場所を探して動き回っていた。そんな時に、ゴルフカートが目に留まり乗り込んで雨宿りしようとしたようだ。
幸いにも、タイタンは無傷で、車も夫が直せる程度の軽い傷だったという。
イングリッシュ・マスティフはイギリス原産の警備用犬種の大型犬だ。大きな頭に筋肉隆々の体つきをしていて力が強く、飼い主に忠実で頭も良い。
タイタンは、この事故以来、ゴルフカートに乗るのが気に入ってしまったようで、乗りたいそぶりを見せているという。
だが車に事故はつきものだ。今度は怪我をしない保証はない。マロリーさんは2度とこのようなことが起きないよう、カートのスイッチを切ったかどうか必ず確認するよう気を付けているということだ。
written by Scarlet / edited by parumo
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