チェルシーに所属するイタリア代表MFジョルジーニョとフランス代表MFエンゴロ・カンテバロンドール5位以内に選出された。

 フランスサッカー専門誌『フランスフットボール』は29日、2021年のバロンドールを発表。パリ・サンジェルマンPSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが単独最多受賞記録を更新する7度目の栄誉に輝いた。

 チェルシーチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAスーパーカップを制し、イタリア代表でEURO2020を制したことで今年度のバロンドール受賞の有力候補に挙げられていたジョルジーニョは受賞を逃したものの、3位に選出。また、チェルシーのチームメイトであるカンテも5位に選ばれた。

 イギリスメディア『Squawka』によると、同じクラブのMFの選手がバロンドールの5位以内に同時に選出されたのは、2012年の元スペイン代表MFシャビ(4位)と同MFアンドレス・イニエスタ(3位)以来の快挙になったという。

 惜しくもバロンドール受賞を逃したジョルジーニョだが、チェルシーのクラブ公式サイトで「僕はとても嬉しく思っているが、これは僕自身ではなく、チーム全体の助けを借りて達成することができた」とチームメイトへの感謝を語った。

「僕が常に言っていることは、最初に考えるべきことはグループのことで、チームだ。それを第一に考え、その後に個人のことになる。だから、このような素晴らしいグループで一緒に働き、常に謙虚で、常に笑いながら、お互いを助けようとすれば、自ずと結果は出る。そして、賞を受賞することもできる」

「僕のようなポジションでは特にチーム全体の努力なしにこれを達成することはできなかった。チーム全体で一緒に成し遂げたことだから当然のことだ。僕だけならこんなことは起こらなかった。今、僕たちは多くの試合があり、トロフィーを獲得するためにまた懸命に努力し続けている。それがこのクラブの目標だからね」

バロンドールの上位に選出されたジョルジーニョとカンテ [写真]=Getty Images