厚生労働省

東京・霞が関“官庁街”の日比谷公園側に位置する厚生労働省。その館内トイレ出口で記者は他所では見たことのない珍しい機械を発見した。…ちなみにウォータークーラーではない。


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■トイレ内にひっそりと

新型コロナウイルスが流行して間もなく2年。東京オリンピック閉幕後、国内の新規感染者はみるみる減少していったが、11月30日には変異した「オミクロン株」が国内で初確認されるなど、まだまだ予断を許さない状況が続いている。

マスク着用、手洗いうがい徹底が感染予防に繋がることは周知のことだが、ここ厚労省内のトイレにはさらにその予防効果を生みそうなマシンが存在していた。


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■まさかの「うがいマシン」

厚生労働省

一般的にウォータークーラー(冷水機)が設置されていそうな場所に置いてあったのは、ペダルを踏むだけで適正倍率に希釈された白いうがい液がノズルから出てくる「自動うがい器」。

見た感じ、最近設置されたわけでもなさそうだが、コロナ禍においてコップ不要でうがいができるマシンは非常に有能であることは間違いなく、感染防止に大きな効果を生みそうである。ボタンを押すとほどよい濃度のうがい薬が噴出。さすが厚労省

■「うがい薬コロロ」でおなじみの…

厚生労働省

マシンメーカーSARAYA。

聞き覚えがないという読者がいるかもしれないが、「ヤシノミ洗剤」や、えんじ色のどこかレトロデザインが印象に残る「うがい薬コロロ」を販売している化学・日用品メーカーと言えばピンとくるだろう。

それゆえ、件の自動うがい器の中には専用のコロロ薬液が装填されているという。


■過去には使用停止期間も

厚生労働省

余談だが、このマシンを調べてみるとじつは不遇な扱いを受けてきた過去があった。

2008年自民党内に「無駄撲滅プロジェクトチーム」が結成され、各省庁の無駄を省くべく所属議員たちが動き出した際、真っ先にこのマシンがやり玉に上がったのだ。

その後、“経費削減”のためうがい液の追加補充が一切止まり使用停止に。しかし09年夏、突如新型インフルエンザが大流行したことを受け、急遽「うがい液なし」という完全節約モードで運用が再開。そんな波乱の歴史を歩み、いまコロナ対策に役立っているとはなんとも不思議な運命にも思える。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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