12月に突入し、寒さがますます厳しくなってきた昨今。特に明け方や夜間の冷え込みは強烈で、焼き芋や肉まんが恋しくなってくる時期である。
現在ツイッター上では、何やら様子のおかしい焼き芋が話題となっているのをご存知だろうか。
■この焼き芋、どこかおかしい…
注目を集めているのは、ツイッターユーザー・居留守さんが投稿したツイートに添えられた写真。
ツイート本文には「そういえば今日調教済みの焼き芋販売什器あった」とつづられており、写真からはスーパー店頭などでよく見かける、ホクホクの焼き芋の姿が確認できた。
一見するとなんの変哲もない光景なのだが…注目すべきは販売機に貼られている店側からのメッセージ。
こちらには「この取っ手を持ち、手前に引くと開きます」「レジにてお会計をどうぞ」「閉じるときはゆっくり閉じてください」と、焼き芋の購入方法が丁寧に表記され、全ての文言が「ハート」の記号で挟まれていたのだ。
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■「調教済み焼き芋」とは?
店側が親しみやすさを生むために表記したと思われるハートマークだが、居留守さんの書いた「調教済み」というフレーズを受け、ピンと来た人も多いことだろう。
ジャンルにもよるが、いわゆる「薄い本」をはじめとする成人誌・成人漫画では「誇り高き女性騎士が屈服する」(くっころ)展開や、快楽のあまり「らめぇぇ」「んほぉぉ」といった特徴的な声を上げてしまう「みさくら語」と呼ばれる言語などが、様式美として存在する。
そして「調教もの」作品では、当初は抗っていたキャラクターが「快楽堕ち」した際の分かりやすいサインとして、台詞におびただしいハートマークを付けて話すのが、半ばお約束となっているのだ。
件のツイートは投稿からわずか数日で2,500件近くものRTを記録しており、他のユーザーからは「思いっきり雑に閉めてやりたい」「くぱぁ(開)」「これは買わざるを得ない」といった反響の声が多数寄せられている。
中には「こういう連想をしてしまうおれ達こそが調教済み」という冷静な意見も見られたが、やはり心が清い人物であれば件の焼き芋を見ても、我々とは全く異なる感じ方になるのだろうか…。
■これもう店側の策略だろ…
そういえば今日調教済みの焼き芋販売什器あった pic.twitter.com/DkI8LSX963
— 居留守 (@kaso_ku_) November 29, 2021
ツイート投稿主・居留守さんは某スーパーの入り口横にてこちらの焼き芋を発見したのだが、入店時はスルーしたという。
しかし店内で買い物をしている最中に「さっきの芋、成人漫画みたいだったな」という思いが頭から離れず、気付いたら会計を済ませた足で撮影に向かっていのだ。
ひょっとしたらこの「擦り込み」効果こそが、店側の狙いだったのかもしれない…。
■クセが強いスーパーは他にも
スーパーにて展示されているPOP類の中には、店側が意図しなかった形で注目を集めてしまうケースも決して少なくない。
例えば今年5月には『マツコの知らない世界』(TBS系)にて取り上げられた商品を大々的に宣伝するPOPに致命的な誤字が発見され、ツイッター上で大きな話題となっていた。
通い慣れたスーパー内でも、視点を少し変えるだけで新たな発見があるかもしれない。
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