2日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)にリモート出演していた元大阪府知事、元大阪市長橋下徹氏の発言に、賛否両論が集まっている。

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 この日、番組で取り上げたのは、国土交通省が1日に航空各社に要請した日本に到着する全ての国際線での新たな予約の停止。海外にいる日本人の帰国も困難となる要請だった。

 これに対し、話を振られた橋下氏は「法的には完全に憲法違反ですよ」と猛反発。「外国人を水際で止めると言うのは、これはもう仕方がないと思います。感染拡大を遅らせる、医療体制を強化する、ワクチンの効果を計測するためには当然なんですが」と外国人の新規入国の原則停止には一定の理解を示したが、「日本国民を入国拒否するっていうのは絶対あってはならないですよ」と苦言を呈した。

 橋下氏は現状を映画『タイタニック』で船が沈み始めるシーンに例え、「みんな逃げるために船底にいた人たちを上に上がらないように扉を閉めちゃうわけですよ。で、逃げる人だけが逃げられるように」と指摘。「われわれ、日本国内の安全を守るために、外にいる同胞をですよ? 入国拒否するなんてのは完全に憲法違反」と猛批判し、入国を認めた上で隔離措置すべきだとしていた。

 この橋下氏の発言に、ネット上からは「邦人に関しては国内隔離でいいと思う」「ビジネスで海外に行ってた人は気の毒」「民間でのこういう議論は大事」という賛同の声が集まることに。

 一方で、「タイタニックとは全然違う」「別に日本に入ったから助かるわけでも海外にいるから死ぬわけでもないのに」「帰国中の飛行機内での感染もあるわけだし」「そうやって憲法だけでコロナが収まればいいね」「タイタニックの例え下手すぎ」というツッコミが集まっていた。

 なお、番組放送後、要請は取りやめに。国交省は航空各社に対し、帰国需要に十分配慮するよう通知した。

橋下徹氏