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 アルフレッド・ヒッチコック監督の最高傑作とも言われている1958年に公開された「めまい」をAI(人工知能)に20回学習させ、生成したという映像が公開されていた。

 AIは芸術分野にも進出しており、人間の未来を脅かすのではとも言われているが、この映像は現在のAIの処理能力の限界を垣間見せてくれる。

 と同時に、逆にスタイリッシュな構図が緊張感を演出しており、AIならではの芸術作品にもなっているように感じる。

【画像】 AIに20回学習させヒッチコック作品を再現

Vertigo A.I. | A Short Film Directed by Chris Peters

 アメリカ、ロサンゼルス在住のアーティスト、クリスピーターズ氏が実験的に作った短編作品「Vertigo AI」はヒッチコック作品『めまい』(1958年)をAIコンピュータに20回学習させた後生成したものだ。

 20回の機械学習だと現在のAI技術ではこのレベルが限界だそうだが、それでもノワール風の映像が、作品を際立たせてくれている。

 これはこれとして味のあるテイストに仕上がっているのかもしれない。

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将来的にAIはエンターテイメント業界へも進出

 AIによる機械学習技術は飛躍的に進化している。

 ピーターズ氏は、AIが交通や医療などの分野を大きく変える可能性に加えて、エンターテインメントへの影響も、大きくなると予測している。

 2050年までには、テレビをつけると、AIが、あなたのためだけに新しい番組を作り、数秒でそれを放送できるようになるかもしれないという。

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 逆にヒッチコックの『めまい』に興味を持った人もいるんじゃないだろうか。

 
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ヒッチコックの名作「めまい」をAIで再現したら、世にも奇妙な作品に