言質

よく使われるけれど、実際のところ正しい読み方が分からない…という漢字は、意外とある。しらべぇ編集部が行なった調査でも、多くの人が正しい読み方をしていない言葉の数々が浮かび上がった。


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■「言質」を何と読んでいる?

しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女384名を対象に、「言質」の読み方について調査したところ、全体で44.8%の人は「げんち」、55.2%の人が「げんしつ」と読んでいると回答。

「言質」を何と読んでいる?


「げんち」と読んでいる男性は51.3%で女性は38.2%、「げんしつ」と読む男性は48.7%で女性は61.7%という結果に。男性は「げんち」、女性は「げんしつ」と読んでいる人が多い傾向があるようだ。


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■ 正しくは「げんち」

「言質」の正しい読み方としては「げんち」。後々証拠となる言葉のことで、後で証拠となる言葉を相手から引き出すことを「言質を取る」と言う。ニュースなどでもたびたび使われている言葉だ。

ちなみに、「げんしち」でも慣用読みとしては誤りではない。しかしながら、ビジネスシーンなどでは「げんち」と読んだほうが適切である。

■「御用達」の正しい読み方は?

続いて、編集部が同じく全国の10代~60代の男女384名を対象に「御用達」の読み方についても調査したところ、全体で26.0%の人が「ごようたつ」、74.0%の人が「ごようたし」と読んでいると回答した。

「御用達」を何と読んでいる?

「ごようたつ」と読んでいる男性は29.5%で女性は22.5%、「ごようたし」と読んでいる男性は70.5%、女性は77.5%という結果に。


■正しくは「ごようたし」

「御用達」の正しい読み方としては「ごようたし」。現在では「誰かがよく使う」「お気に入りの」といった意味で使われることが多いが、本来は宮中や官庁に用品を納めること、また、それを行う商人(御用商人)というのが、言葉の由来だ。

またこちらも、慣用読みとしては「ごようたつ」や「ごようだち」と読んでも間違いではないが、仕事や公の場では「ごようたし」と読んだほうが適切である。

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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2021年7月16日~2021年7月20日
対象:全国10代~60代の男女384名 (有効回答数)

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