家具量販店「IKEA」のデンマークにある店舗で今月1日、買い物客と店員が店内で一夜を明かした。これはIKEAイベントではなく、大雪のせいで帰宅できなくなった人々がやむを得ず展示品のベッドやソファーなどで過ごしたという。家具だけでなくレストランが併設され食料まで揃っているIKEAでの珍しい一夜には「天国にいるような気分だろうね」と羨む声があがっているようだ。『The Sun』などが伝えた。

デンマーク北部のオールボー市では今月1日、最大30センチの積雪を記録した。吹雪による視界不良で車を運転することも難しく、市内にある家具量販店「IKEA」にいた6人の買い物客と約24人の従業員が帰宅難民となってしまった。

車で来ていた買い物客は車内で過ごすこともできたが、狭い車内で一夜を明かすのは少々気が引ける。そこでIKEAの店員を含め、帰宅難民となった人々全員が店内で夜を過ごすことになった。

IKEAは販売中の家具などを使用して、店内に小さなショールームをいくつも用意している。家具やインテリア雑貨をディスプレイしコーディネートされた部屋を見れば、実際の使用状況をイメージしやすい便利なサービスである。しかし今回、この展示ルームが本当の意味で寝室と化したのだ。

店舗マネージャーピーターエルモスさん(Peter Elmose)は「私たちはベッドマットレス、ソファーベッドなどが展示されているエリアや、1階にあるショールームで眠りました」と明かしており、人々は試してみたかったベッドマットレスなど好きな物をそれぞれ選んでいたという。

同店が公開した当時の写真には、展示品のフカフカベッドで眠る老夫婦の姿やオシャレにデコレーションされたベッドの上で携帯を触ってリラックスして過ごす人の姿も見られた。

またIKEAではスウェーデンフードを楽しめるレストランエリアも併設されており、店内で足止めされてしまった人々は食べる物に困ることはなかった。レストランでは大画面でテレビを見ながらの食事を楽しんだそうで、ピーターさんは「本当に良い夜でした。とても楽しかったですね」と話しており、自身もその日の夜を満喫したようだ。

さらに同店舗の隣にあるおもちゃ店の従業員も帰宅困難となってしまい、IKEA店内でのお泊り会に参加したという。おもちゃ店の店長であるミシェルバレットさん(Michelle Barrett)は「暖かくて居心地が良いし、車の中にいるよりもずっと良かったですね。店内に入れてもらえて嬉しかったです。こんな経験は二度とないでしょうから笑っちゃいましたよ」と珍しい体験に喜んでいた。

ありそうでなかった今回の事態が多くのメディアに取り上げられると、「IKEAに泊まれるなんて、みんなの夢だよね」「店内に足止めされるなら、IKEA一択しかないよ」「これは誰もが一度は夢見た状況じゃないか!」「これなら帰宅難民になったとしても、天国にいるような気分だ」など羨望の声が相次いでいる。

画像は『The Sun 2021年12月3日付「SCANDI PLACE FOR A SLEEPOVER IKEA customers forced to bed down in store’s showroom after being SNOWED in」(Credit: IKEA Aalborg)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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