『ざんねんないきもの事典』『わけあって絶滅しました。』でお馴染み、今泉忠明先生の児童向け動物学入門。
姿形や習性はそっくりでも実はまったく別の動物=「まぎらわしい動物」にスポットを当て、進化の不思議を解き明かします。親子で動物クイズを楽しんだり、動物園のお供にもお勧めです。

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そっくりなのにぜんぜんちがう
  世界一まぎらわしい動物図鑑』

監修/今泉忠明
定価/1320円(税込)
A5判変形
新発売!(2021年11月22日発売)
小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09227251
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タヌキアライグマ、シカとカモシカなど、この地球上には、見た目や習性は似ているのに、じつはまったく別の動物=「まぎらわしい動物」が、数多く生息しています。なぜこんなにまぎらわしい動物がいるのでしょうか? 『これこそが「進化のカギ」なのです!』(監修の今泉忠明先生)


本書は全編クイズ仕立て。特に、このような、自然界ではあり得ない合成写真が見どころのひとつです。さあ、この写真に写っている動物の名前、あなたはいくつ分かりますか? (答えは最後に!)


動物たちにとって、自分の体こそが生き残るための道具です。どんな所に棲んで、何を食べているのかで、体の形は決まってきます。樹上ではバランスをとるのに長い尾が役に立ち、水中では流線形の体が便利です。また肉食なら鋭い牙が役に立ち、草食なら茎をくいちぎる前歯を必要とします。

こうして長い時間をかけて、自然環境に適応して生き残ったものたちは、元々が別々の種であったとしても、なぜかよく似た形(キャラクター)と習性(ビヘイビア)を持つようになるのです。

このような現象を動物学の世界では「収斂進化(しゅうれんしんか)」と呼びます。この収斂進化に着目すると、進化の不思議をわかりやすく理解することができるのです。


アルパカの群れにラマが1頭混じっています。さて、ラマはどれでしょう? 

同じようなポーズであたりをうかがうミーアキャットプレーリードッグミーアは何頭?プレーリーは何頭?


図鑑ページではイラストで分かりやすくまぎらわしい動物の「ここがちがう!」と「なんでこうなった?」を解説します。

収録した動物は約70種。哺乳類を中心にお子さんに人気の動物を集めました。親子で動物クイズを楽しんだり、動物園のお供にもピッタリです。皆さんも「まぎらわしい動物」を知り、進化の不思議にふれてみませんか?


監修
今泉忠明 いまいずみ・ただあき
動物学者。1944 年東京都生まれ。東京水産大学( 現・東京海洋大学) 卒業後、国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。文部省(現・文部科学省)の国際生物学事業計画調査や環境庁(現・環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加。上野動物園の動物解説員、ねこの博物館館長、日本動物科学研究所所長などを歴任。長年、奥多摩富士山で自然調査を行うとともに現在は、子どもたちに生き物やフィールドワークの楽しさを伝える「けもの塾」を主催。ベストセラー『ざんねんないきもの事典』のほか、多くの図鑑監修を手掛ける。


【答え】
● 左:タヌキ 右:アライグマ 奥:アナグマ
● 左:シカ 右:カモシカ 右奥:キョン
● 左奥で首を伸ばしているのがラマ。ラマは1頭。他は全てアルパカ
ミーアキャットが9頭、右手前にプレーリードッグが3頭





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