笑顔に嬉しくなり、笑顔に不安になる。


「大事なのは、これから先どう生きていくか」「もしもの話より、先を見た方がいいさ」前に一歩進もうとした矢先、またも追い詰められる予感。



吉高由里子主演の金曜ドラマ『最愛』(TBS系、金曜よる10時~)。本作は、殺人事件の重要参考人となった若き女社長・真田梨央(吉高)、かつて梨央が思いを寄せていた事件を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を中心に描かれるサスペンスラブストーリー。


先週の第7話で、梨央の弟・優(高橋文哉)は梨央と暮らし始め、加瀬の「大事なのは、これから先どう生きていくか」という言葉に背中を押され、治験を受けることを決意。加瀬のような弁護士になりたいという夢を持つ。優と梨央に戻った笑顔。そんな二人を、刑事としての自分の立場が悪くなっても守りたかった大輝。生活安全課に異動になっても、仲良く一緒に暮らしている二人を見て、「自分は間違っていなかった」と思っていることを梨央に伝える。優のナイスアシストで二人きりになった梨央と大輝にも笑顔が戻った。

【第8話レビューはこちら】『最愛』吉高由里子&松下洸平 ぎこちない手繋ぎにキュンも…示された“最愛”の危うさ


しかし、ラストに衝撃が。血を流して倒れているしおりの姿(田中みな実)。梨央が笑顔で朝食を準備している後ろで、そのニュースがテレビから流れ、不穏な影を落とした。


前を向いて一歩踏み出す梨央たちのまわりに、またも新たな謎は生まれ、急展開の予感。幸せな瞬間、それぞれの愛情深い眼差しを見て、ふとなんだか泣けてくる心を揺さぶる瞬間がある『最愛』。このドラマのことだ、想像を上回る切ない展開が待っているに違いない。そう思うと、笑顔もまた怖くなる。


12月2日にTBS公式 YouTubooで公開された「緒方恵美と熱弁『最愛』しゃべくりルーム[第3回]」では、回想シーンで梨央の父・達雄の後ろに映る影についての視聴者の声や、後藤(及川光博)が“実は良い人パターン”を予想する声など白熱する視聴者の考察を紹介。ドラマプロデューサーからは、梨央に100%味方である人物や、「後藤が引いていたスーツケースの中身が今後の展開に絡んでいく」というヒントも。また山尾(津田健次郎)がキャラ変するとの情報も出ている。


ちなみにこの動画では、実はアドリブシーンだったシーンを紹介したり、大輝(松下)が「すげーな(笑)えぇ…?(笑)」と笑ってしまうほど見事な包丁さばきを見せた優について、演じる高橋文哉が調理師免許を持っていることなんかも解説されている。



第8話予告映像には、加瀬が必死で何かを訴えるような様子や梓(薬師丸ひろ子)の険しい表情。ラストにある大輝のセリフ「なんでおるんや、おまえ」の“おまえ”とは誰のことなのか。憔悴したような表情を浮かべる理央に何があったのか。


公式Twitterでは、第8話について「急展開でハラハラドキドキが止まりません」「ラストまで見逃せない」「もちろんラブあります」などと告知されているが、果たしてどんな展開を見せるのか、今夜の第8話も注目だ。


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▼第8話レビューはこちら

『最愛』吉高由里子&松下洸平 ぎこちない手繋ぎにキュンも…示された“最愛”の危うさ


<第8話あらすじ>

しおり(田中みな実)の遺体が発見された――。現場の状況から雑居ビルからの転落と考えられたが、昭(酒向芳)殺害事件の参考人となっていたタイミングだったこともあり山尾(津田健次郎)は事件性を疑う。


出社した梨央(吉高由里子)は、秘書の児島(宮下かな子)からしおりと後藤(及川光博)がもめていたようだと聞かされる。しかし、その後藤とは加瀬(井浦新)も前日から連絡が取れず、行方を掴めずにいた。


しおりが亡くなる前日、彼女と会っていたことで警察から事情聴取を受けることになった梨央。そんな彼女を、捜査本部を外されて所轄の生活安全課に異動になっていた大輝(松下洸平)が訪ねてきた。大輝の母が送ってくれたという故郷の酒を飲む二人の間には穏やかな時間が流れ、とある約束を交わす。


一方、しおりの周辺を捜査していた桑田(佐久間由衣)は、上司の山尾から、事件に関するネタを大輝からうまく聞き出すようはっぱをかけられてしまう。気が進まない中大輝のもとを訪ねる桑田は、かつての相棒に捜査の協力を懇願する。


そんな中、加瀬は梓(薬師丸ひろ子)と今後の策を練っていた。梓から後藤が向かうと思われる場所を聞いた加瀬は、早速梨央と向かうことに・・・。


■金曜ドラマ『最愛』
毎週金曜よる10:00~10:54

(C)TBS


▼第7話詳細

『最愛』“キスしない”吉高由里子&松下洸平「逆にキュンキュン」不穏な対比にゾクッ


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