古くなったソファーをできるだけ早く売ってしまいたかった女性が、SNSに「今日中に売りたい!」と写真を添えて投稿したところ、“商品”に大きな注目が集まった。女性がさっさと売ってしまいたかったのが、生後7か月の息子になってしまったのだ。写真取り違えで起きた微笑ましいニュースを『Leeds Live』『WalesOnline』などが伝えている。

英ハンプシャー州バーリーに住むルーシー・バトルさん(Lucy Battle、20)は先月、新しいソファーを購入し、それまで使っていたものを地元のFacebookグループで売りに出した。

投稿にはソファーのイメージがつかみやすいように大きな写真1枚と小さな写真3枚を並べ、「今日中に売りたい!」と言葉を添えた。

ところが間もなくすると、ルーシーさんのもとには次のようなコメントが殺到した。

「あなたの手違いのおかげで、今日はなんだか気分よくスタートできそうだ。」
「なんて可愛い赤ちゃんなの!」
「うちのティーンエージャーと交換して!」
「うちの14歳と6歳の子供2人と交換しましょう。なんなら父親も無料で持っていっていいわよ。」
「他の赤ちゃんと上手くやっていけるのかな?」
「こんな可愛い子を売りに出しちゃっていいの?」

「最初はコメントの意味が分からず困惑した」というルーシーさんだが、投稿を見直してすぐに大きな間違いを犯したことに気がついた。

なんと最も目立つ大きな写真がソファーではなく、生後7か月の息子オスカー君(Oscar)の顔のドアップになっており、まるで赤ちゃんを販売しているかのようになっていたのだ。

ルーシーさんは「カメラロールから写真を選ぶ際に間違えたようなのですが、それが不幸にもオスカーだったのです」と明かすと、このように述べた。

「『しまった!』と恥ずかしくなり、すぐに写真を削除しようとしたのですができませんでした。ただほとんどのメッセージは、私が息子を売りに出したことをジョークで返した温かいものでした。」

「まさかこれほど大きな反響があるとは思わず、Facebookには『私が間違いをしたことを理解し、優しい対応をしてくれてありがとう! ただオスカーを売ることはありません』とメッセージを残しました。」

そして肝心のソファーはというと…ルーシーさんは「たくさんの面白可笑しいコメントがあがる中、1件だけソファーについての質問があり、すぐに売れてしまいましたよ」と明かし、「ソファーを引き取りに来た人たちは『オスカーが欲しい』とは言わずに、ソファーだけを持っていきました」と笑った。ちなみに売り値は約150円(1ポンド)だったという。

なお今回は故意ではなかったものの、過去にはスマホ欲しさに双子を売った母親や、薬物に溺れ産まれたばかりの赤ちゃんを売り飛ばしたカップルが逮捕されていた。

画像は『WalesOnline 2021年12月1日付「‘Must go today’ Mum accidentally puts baby up for sale instead of old sofa」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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