ワクチン・新型コロナウイルス

世の中には、誰のためにもならない迷惑行為に走る者がいる。ある中年の男が接着剤を使ってあきれた行動に及んでいたことを、『The Daily Star』などイギリスのメディアが報じた。


■中年男の悪ふざけ

11月26日イギリスノーフォークにある新型コロナウイルスワクチンブースター接種会場に、強力瞬間接着剤を手にした53歳の男が現れた。

男はあらかじめいたずらをたくらんでいたようで、会場にあるすべてのドアの鍵穴を接着剤で詰まらせ、鍵を挿入できない状態にして立ち去ったという。


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■500人超に影響が…

その後に多くの市民やスタッフが接種会場を訪れたが、鍵を開けることができず困り果ててしまった。

会場に行ったにもかかわらず入れなかった市民の数は、なんと500人以上。多くは寒いなか現地に向かった高齢者だったが、その日の接種は断念せざるを得なかったようだ。

勇気を出して接種会場に行ったにもかかわらず締め出された人たちは、ひたすら不愉快だったに違いない。

■すぐに逮捕された男

大胆な行動に及んだ男だが、近くにいくつかの防犯カメラがあることにはまるで気づいていなかったようだ。それらに犯行の様子が映っていたことから、警察は男の身元を特定してただちに逮捕。自宅を調べたところ、大量の大麻があったことも伝えられた。

犯行時に男が大麻の影響下にあったのか、また新型コロナウイルスワクチン反対派だったのかなど、詳細は報じられていない。


■男に下された実刑判決

50代にして愚かな行為に走り、多くの人に迷惑をかけたこの男。実名を報じられたうえ、実刑判決を下された。

そして12週にわたり刑務所で過ごすことになり、クリスマスと年末年始を塀の向こう側で過ごすことになったという。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

新型コロナワクチン接種会場のドアに接着剤 500名超に迷惑かけた50代男が実刑に