リバプールユルゲン・クロップ監督が今季のタイトルレースについて言及した。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールプレミアリーグ第14節までを消化した現時点で9勝4分け1敗の好成績を収め、首位チェルシーと2ポイント差の3位につけている。1日に行われたエバートンとのマージーサイド・ダービーでも4-1の完勝を収めており、チームの勢いは加速中だ。

こうした状況のなか、リバプールは4日に行われるプレミアリーグ第15節でウォルバーハンプトンと対戦。過密日程となっているものの、試合前の会見に出席したクロップ監督は必要最低限のターンオーバーに留めると明言。また、タイトルレースの話題についてはまだ早いとしつつ、現在の調子を維持していきたいと気合いを示した。

「もちろん、選手の安全は非常に重要だが、我々は厳しいスケジュールに慣れており、当然選手たちもそうだ。少なくとも12月に入ったばかりで、試合ごとにたくさんの変更を加える必要はないと思う。12月半ばか終わりにどうなるかは見る必要があるだろう。私はまだウルブズ戦のメンバーを決めていないが、7、8人もの変更はしない」

「もうタイトルレースの話かい? 前にも言ったが、ここはとても優れた最高品質のリーグだ。このリーグで1つの試合に勝つためどれほどの力が必要かを考えると、本当に信じられないね。11月や12月にリーグを制覇することはできない。そして、敗北もあるかもしれない」

「今の時点で、タイトルレースがあるとは思っていない。もちろん、現状はエキサイティングだが、他チームの結果を気にしているわけでもないんだ。できることなら、3月か、4月のいずれかの時点で他チームの結果が気になっていると良いね。それは素晴らしいことであり、我々がまだタイトルレースに残っていることを意味する。とはいえ、それまでには非常に多くの試合があるのだから、今は次の試合に集中したい」

また、クロップ監督は対戦相手のウォルバーハンプトンに所属するメキシコ代表FWラウール・ヒメネスに言及。昨季に負った頭蓋骨骨折の重傷から復帰したことを喜び、今後の活躍を願った。

「彼が戻ってきてくれたこと、そして悲惨なシーンを乗り越えてくれたことを、私は本当に嬉しく思っている。今、この話をしていても、まだ頭の中に(ヒメネスが負傷したシーンが)残っているんだ。だから、彼が戻ってきてくれて本当に嬉しい。たくさんのゴールを決めてくれることを期待している。次の試合以外でね」

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