リバプールユルゲン・クロップ監督がポルトガル代表FWジオゴ・ジョタとエジプト代表FWモハメド・サラーを称賛した。クラブ公式サイトが伝えている。

昨夏にウォルバーハンプトンから加入して瞬く間にチームの主軸を担うまでになったジョタは今季も好調を維持。公式戦17試合の出場で9ゴール2アシストの成績を残しており、プレミアリーグでは得点ランキング3位にランクインしている。1日に行われたマージーサイド・ダービーでも圧巻の個人技から得点を記録した。

そのジョタ以上の活躍を見せているのがリバプールのエースであるサラーだ。今季公式戦19試合に出場して19ゴール7アシストと向かうところ敵なしの活躍を見せており、プレミアリーグでは13ゴールを決め得点ランキングトップに君臨している。

4日に行われるプレミアリーグ第15節ウォルバーハンプトンの試合前会見に出席したクロップ監督も目覚ましい活躍を続ける2選手を称賛。成長を続けるジョタと今季周囲を使うプレーが増加しているサラーのパフォーマンスを喜んでいる。

「私はジオゴについて、最初はよく知らなかった。しかし実際に見てみると素晴らしい選手であり、人格的な面でも信じられないような人物だ。とても賢く、組織的であり、良い意味で構造化されている」

「初めて彼を見たとき、どんな状況でも強烈な存在感を放っていたから、自分の選手になるかもと思ったのを覚えている。テクニックも明らかに高いが、彼の持つインテンシティこそが本当の違いを生み出しているね。我々の選手は皆が技術的にも品質的にも素晴らしく、どこで差をつけるべきかを考えたとき、私がジオゴにもっとも期待したのがこの組み合わせだ」

「ジオゴはゴールをあまり決めない選手と言われていたかもしれない。しかしそれは、ウルブズにおいて(ラウール・)ヒメネス以外の選手は皆がピッチ全体をカバーしなければならず、冷静さを保つエネルギーが必要だったからだ。ジオゴが我々と一緒に次のステップに進めることは明らかだったし、彼は実際にそれを成し遂げた」

「モー(モハメド・サラー)が利己的だと、我々が批判したことはない。誰もがゴールを望んでいる状況で活躍するストライカーが、時折より良いポジションにいる仲間をスルーするのは普通のことだ。家のソファに座り『パスを出せ』と言うのは簡単だろうがね」

「モーは経験を積み、十分に落ち着いていて、得点への欲は失わず、技術的にも成長した。彼のここまでの活躍は素晴らしいものだ。だからこそ、状況に応じて適切な判断をするための時間が増えたのだろう」

「誰かがより良いポジションにいるのを見たら、彼がボールを渡すのは間違いない。しかし、彼が自分でゴールできると思ったら、たとえチャンスを逃しても自分でゴールしようとすることを期待する。チャンスというのは最後までやり遂げてから、その判断が正しかったかどうかをジャッジできるものだ。そして彼の場合、明らかに正しい判断であることが多い」

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