アルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダ(20)を巡って、トラブルが発生しているようだ。

アルマダはアルゼンチンの強豪ベレス・サルスフィエルドが誇る次世代の若き才能。東京オリンピックにも参戦し、先月にはA代表に初招集された。

過去にはマンチェスター勢をはじめとするヨーロッパのビッグクラブからの関心が伝えられ、その去就は長く注目されていた。最近ではMLSアトランタ・ユナイテッド行きが濃厚と言われていた中、サルスフィエルドは3日に公式に来年2月の移籍を発表した。

ティアゴ・アルマダのアトランタ・ユナイテッド移籍について、MLSと合意に達しました。移籍金は1600万ドル(約18億円)です。契約は2022年2月から有効となります」

サルスフィエルド史上最高額の移籍金ということからもその注目度の高さが窺えるが、この発表にアトランタ・ユナイテッドがすぐさま反応。現時点での合意を否定する旨の声明を発表した。

ティアゴ・アルマダに関するレポートを確認しました。現時点で選手の獲得は確約されていません。ただ、我々は選手を完全移籍で獲得するための独占的なオプションを保持していることは認めます。そのオプションは2022年まで延長されます」

「この時点では、これ以上のコメントは控えさせていただきます」

MLSではクラブの支出に影響する選手の給与などは厳しく管理されているため、ヨーロッパほど自由に選手の移籍はできない仕組みとなっている。特に外国人枠も設けられているため、アトランタ・ユナイテッドとしては、その問題も解決しなければならないというのが本音なのかもしれない。

いずれにせよ、アルゼンチンの至宝の去就は今のところ不透明であることは間違いない。

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