ラ・リーガ第16節が4日に行われ、アトレティコ・マドリードと、MF久保建英が所属するマジョルカが対戦した。久保は74分から途中出場を果たした。

 試合は4分、アントワーヌ・グリーズマンが右に開いたコケにパスを出すと、コケはクロスを供給。マテウス・クーニャは惜しくも合わせられず得点に繋がらない。直後の5分には、カウンターの流れからクーニャがエリア右からシュートを撃つが、枠の右に外れた。

 マジョルカは28分、ダニ・ロドリゲスが相手選手を背負いながら前線にスルーパス。裏に抜けたアブドン・プラツがペナルティアーク付近からシュートを放つが、わずかに右に逸れる。

 前半は両チームスコアレスで終えて後半に入る。アトレティコ・マドリードは55分に左コーナーキックを獲得。グリーズマンがクロスを上げ、フェリペが頭で合わせるが、枠の右に逸れる。

 すると68分、アトレティコ・マドリードが待望の先制に成功する。ロングパスを受け取ったルイス・スアレスがエリア右に侵入し、グラウンダーのクロスを入れる。ゴール前のクーニャが押し込み、アトレティコ・マドリードが先制した。

 マジョルカは74分、アントニオサンチェスを下げて久保を投入。復帰した前節のヘタフェ戦に続いて、久保は途中出場を果たした。

 マジョルカは80分、左寄りの位置でフリーキックを獲得。イ・ガンインがゴール前に浮き球のパスを供給すると、フランコ・ルッソがヘディングで決め、マジョルカが同点に追いついた。

 するとマジョルカは90+1分、裏に抜けた久保が一人でドリブルで縦に上がり、シュートまで運ぶ。このシュートはGKヤン・オブラクの股の下を通り、ネットを揺らした。

 このまま試合は終了。久保のゴールが決勝点となり、マジョルカが2-1でアトレティコ・マドリードに勝利して、リーグ戦8試合ぶり勝利を飾った。

 次節、アトレティコ・マドリードレアル・マドリードとアウェイで対戦し、マジョルカはセルタとホームで対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-2 マジョルカ

【得点者】
1-0 68分 マテウス・クーニャ(アトレティコ・マドリード
1-1 80分 フランコ・ルッソ(マジョルカ)
1-2 90+1分 久保建英(マジョルカ)

アトレティコ・マドリードから決勝弾を決めた久保建英 [写真]=Getty Images