中国のポータルサイト・百度に11月30日、当初は非常にきれいだった中国の宇宙ステーションの内部空間が散らかっているとネットで議論を呼んだとする記事が掲載された。
 
 記事は、中国の宇宙ステーション「天宮」に宇宙飛行士の第2陣が入ってから1か月あまりが経過し、近ごろステーション内部の新しい画像が公開されたと紹介。画像からは内部の細かい部分まで見ることができ、操作画面や操縦レバーなどの表記が中国語となっているのも確認できるとした。また、画像の中には本来「機密」とされるものも写っているであろうにもかかわらず、隠すことなく全て公開したところに「わが国の技術に対する自信が見て取れる」と評した。
 
 その一方で、画像を見たネットユーザーがより注目したのはステーション内の先進設備ではなく、空間内に所狭しと張り巡らされている各種ケーブルだったと指摘。「天宮」の内部が初公開された際にはその綺麗な内部空間に注目が集まり、外国メディアからも賞賛を得たにもかかわらず、今回の画像では「天宮」の内部も国際宇宙ステーション同様に散らかり放題になっており、当初の美しさが失われてしまっていることに疑問の声が出ていると伝えた。
 
 その上で、宇宙ステーションホテルでもなければ、多くの人が集まる人気スポットでもなく、れっきとした実験室であり、実験に必要な各種設備が多数設置されているのだと紹介。機器が多くなればケーブルの数が増えるのは当然なことであり、さまざまな実験任務をこなすためにはいちいち片付けていては時間も精力も浪費することになるので、すぐ使えるように設備もケーブルもそのままにしているのだと説明した。
 
 記事は、もしきれいに整っている宇宙ステーションの空間を見たいのであれば、国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」を見るべきだと指摘。「発射から13年経つが、ほぼ発射時の様子を保っている。なぜなら日本は自前の有人ロケットがなく、宇宙ステーションアクセスする機会が限られているために、『きぼう』には長いこと人が入っていないからだ」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

中国の宇宙ステーション内部が散らかっている!? ネットで話題に=中国メディア