image:秒刊SUNDAY

動画共有サイトYouTubeが2021年11月10日に、動画の低評価数の非公開化を進めていくことを発表してから約一か月。順次導入されていき、12月現在にはほとんどの動画の低評価数が視聴者側からは確認できなくなりました。しかしYouTube利用者からは賛否両論。反対派としてはどのような声が寄せられているのか。ネットにおける誹謗中傷という社会問題への取り組みに対する世間の声を紹介します。

YouTube、低評価数を非表示化

この取り組みの経緯としては、本来動画自体の評価をするために使用される低評価ボタンが、最近の調査でクリエイターへの意図的な低評価の攻撃、悪用(動画の内容と関係なくクリエイター自身を嫌いだからなどの理由で利用など)として使用されていることが数多く判明したからだそう。

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しかし2021年11月11日に投稿されたYouTube(YouTube Creators/登録者数約422万人)からのこの発表には、多くの低評価がついてしまうという異例の事態に。

世界中からのこの反応は、YouTube公式も予想していなかったのではないでしょうか。

低評価数非表示に反対の声

低評価数の非表示化が進む中、このような意見がありました。

https://platform.twitter.com/widgets.js

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・低評価ボタンが非表示になってから声がキモイとか喋り方がウザいとかそういうコメントが明らかに増えた気がする

・YouTubeの低評価が非表示になったせいで不必要な動画を見る時間が増えそう

・低評価を非表示にした結果、アンチコメントが湧くようになりました

クリエイターへの攻撃・悪用を防止する一方で新たな問題点も出てきているようで、低評価数の非表示化がメリットばかりではないことがよくわかります。

低評価数がなくなったことで、誹謗中傷のコメントが増えてしまうのでは本末転倒のように感じられます。

また、この低評価の数はクリエイターは見ることができるとのことで、これが果たしてクリエイターへの攻撃を防止できているのかはまだまだ不明なところもあります。

今や安倍晋三前首相もYouTubeを開設されているくらい、一般ツールとなったYouTube。

低評価数の非公開は導入直後であり、良し悪しの評価はまだできませんが、ネット誹謗中傷の改善に社会が動き始めているのもまた事実です。



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