5日、2021シーズンのJリーグの全日程が終了した。

13時に11試合が同時キックオフを迎えた明治安田生命J2リーグは、ザスパクサツ群馬ツエーゲン金沢大宮アルディージャSC相模原の4クラブが残留を争った。

残り1つとなっていた降格圏のクラブ。群馬と大宮は大宮のホームNACK5スタジアム大宮で行われた。

群馬は7分に加藤潤也のゴールで幸先良く先制する中、勝てば自力で残留を決められる大宮が反撃。16分に菊地俊介が同点ゴールを決めると、35分には三門雄大の鮮やかなミドルシュートが決まり前半で逆転する。

後半に入ると群馬が押し込む展開が続くが、ピンチを凌いだ大宮が67分にロングフィード1発から河田篤秀がネットを揺らして3点目。3-1で勝利し、自力で残留を決めるとともに、16位でフィニッシュした。

敗れた群馬は他会場の結果次第では降格のピンチに。東京ヴェルディと対戦した降格圏の相模原だったが、17分に新井瑞希にゴールを奪われ失点。その後猛攻を見せるも、ネットを揺らした2度はオフサイドで認められず。後半には、佐藤凌我、深澤大輝とゴールを奪われ、3-0で完敗。降格圏を脱せないまま最終節を終えた。

なお、金沢は京都サンガF.C.と0-0のゴールレスドローに終わり、大宮、金沢、群馬が残留を決めていた。

相模原明治安田生命J3リーグの2位以内に首位のテゲバジャーロ宮崎が入れば残留できる可能性があった。

しかし、ロアッソ熊本が2-0でFC岐阜を下してJ3優勝が決定。2位のいわてグルージャ盛岡アスルクラロ沼津と対戦し、後半に猛攻を受けたが1-1のドロー。この結果、試合がなかった宮崎と勝ち点で並んだが、得失点差で上周り岩手がJ2に昇格。宮崎は3位に転落してシーズンが終了し、相模原はJ3へ1年で降格することが決定した。

◆J2最終順位
16位:42pt #大宮アルディージャ/-5
17位:41pt #ツエーゲン金沢/-21
18位:41pt #ザスパクサツ群馬/-21
ーー残留ライン
19位:38pt #SC相模原/-21

◆J3最終順位
1位:54pt ロアッソ熊本/+19
2位:53pt いわてグルージャ盛岡/+15
ーー昇格ライン
3位:53pt テゲバジャーロ宮崎/+13