新たな戦力が加われば、惜しまれながら去っていく者がいるのも組織の掟。今年、激務から解放された美女たちの事情とは──。

 元テレビ東京のエースアナだった大橋未歩が昨年3月、レギュラーの「5時に夢中」(MXテレビ)で、シミジミとこう白状していた。

「TBSのアナウンサーの子たちに聞いたのは、なんでTBSを辞めるのかっていうと、帯番組が全員外注だからって言っていましたね。朝は夏目三久ちゃん、夕方はホラン千秋さん、夜は小川彩佳アナって『私たちに帯の仕事が回ってこないから辞めるんです』って」

 大橋の発言にあるように、この7年ほどTBSは退社ラッシュが続く。今年2月には、16年に入社したばかりの伊東楓(28)が「絵本作家を目指す」との理由で退社。コミック誌の表紙を飾ったこともある美形だっただけに、残念がる声も多かった。

 そんな伊東は留学のため10月からドイツに滞在しているが、11月8日に自身のインスタでこんな怒りをぶちまけた。

〈アタクシは今、ホテルの不正請求、つまり、詐欺と戦っています@ドイツ

 そこにはビール2杯、レッドブル1杯、白ワイン1杯、ウイスキー2杯など酒13杯と、トニックウオーター1杯分が並べられた請求リストをアップ。

〈冷静に考えてよ、28歳の女1人がこの量のリキュールが飲めると思うのか?笑笑 アホだろうよ。この詐欺ホテルの最大のミスはあなたたちが狙った私はそこら辺の泣き寝入りに応じるような優しい日本人じゃないってことだよ〉

 髪の色も金髪となり、勇敢な第二の人生の真っ最中だ。

 同じTBSでは、堺正章司会の「チューボーですよ!」などで活躍した木村郁美(48)も、9月9日に退社。すでに18年からアナウンス部を外れていたが、完全に縁を切った形だ。

 さらに「美人すぎるAD」として、制作部から14年にアナウンス部へ異例の抜擢となった笹川友里(31)も、2月末で退社。これからは夫である太田雄貴・国際フェンシング連盟副会長をサポートしていくという。

 フジでは退社ではないが、久代萌美(32)が7月1日付でネットワーク業務推進部へと異動に。

「本人は『青天の霹靂だった』と驚いたようですが、夫である人気ユーチューバーと警察が駆けつける痴話ゲンカを起こしたり、後輩アナたちのステマ騒動でも密告者だったのではと一部でささやかれています。異動は致し方なかったでしょうね」(フジテレビ関係者)

 NHKでは、ポスト有働由美子と呼ばれた近江友里恵(33)が3月末をもって退局。担当していた「あさイチ」の最後の放送では1000通以上のFAXが届き、別れを惜しむ声が続々と。

 近江はフリー転身することなく、4月1日には三井不動産開発企画部に転職し、本来の夢だった「街作り」の仕事に励んでいる。

 最後は、国民的な関心事となった夏目三久(37)の結婚・引退を。小谷氏が言う。

「存在そのものが突出した唯一無二の存在。特に、ショートカットにして、うなじが見えるようになってから、彼女本来のけなげさが生きるようになった」

 一時は熱愛報道を否定せざるをえなかった有吉弘行4月2日に入籍。9月末の引退を決意していた。

「いつも屈託のない笑顔ですが、結婚に関しては心に秘めた強さを感じました。山口百恵と同じで、カムバックする可能性はないと思います」(小谷氏)

 それぞれの旅立ちである。

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