子供と一緒に歩いていた女性が男たちに囲まれ、「アンタの娘を買いたい」と言われ震え上がった。過去にも同じようなケースがあったこと、また容疑者が特定されておらず心配な状況が続いていることなどを、『The Sun』などイギリスのメディアが伝えている。
■登校中に囲まれた母子
1日の朝、イギリスで暮らす母親が小学生の娘を連れて学校に向かった。いつもどおり移動していたところ、外国人らしき3人の男が母子に近づいてきたという。
このとき1人の男が母親に大金をちらつかせ、唐突にある“交渉”を始めようとした。
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■「娘を買いたい」と言われ…
突然のことに驚く母親に対し、男は大胆にも「この金で、アンタの娘を買いたい」と目的を語り始めた。それを聞き「人身売買業者かもしれない」と考えた母親は、娘を連れてその場から逃げ出した。
むちゃくちゃな方法で取引しようとするも失敗した男たちは、車に飛び乗り、猛スピードでその場から逃走したという。母親は焦っていたため、車のナンバーなどは確認できなかったようだ。
■警察が捜査を開始
ただちに捜査を開始した現地の警察は、車の色、男たちの人数、服装やおおよその年齢など、分かる限りの情報を公開。1日も早く男たちを逮捕するため、有力な情報提供を市民に呼びかけた。
しかしながら、つかめている事実はごくわずか。目撃者も限られているため、捜査には時間がかかりそうだ。
■11月にも酷似のケース
イギリスでは、11月にも似たような事件が発生していた。そのときも狙われたのはやはり娘と移動中の母親で、接近したのは男たち数名からなるグループだった。
男たちは母子の後をつけ、すきを狙って接近し「大金を払うからアンタの娘を売ってくれ」と母親に交渉を持ちかけたが、失敗に終わったという。そちらについても当局が調べを進めているが、まだ容疑者の特定には至っていない。
日本では、保護者の同伴なく小学生が学校に通うケースが多い。名札をつけ、人通りの少ない道を通り一人で下校する児童もいる。子供たちが悪い大人に狙われることがないよう、登下校については学校や家庭で普段から十分に気をつけなくてはならない。
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