中卒で地元建設会社に就職。その後、漁師、大手運送会社勤務を経て、「株式会社きなことで生きていく」を設立した異色の経歴を持つ水島翔。現在は、FXやネットビジネスで月収数千万円を稼ぐ。「好きなことで生きていく」を信条に、自分のライフスタイルや生き様を発信するこの若者は、いかにして成功を手にしたのか。

◆教えることは二度学ぶこと

「副業はどんなことをすればいいですか?」。向上心の強い方から、このような質問を多く受けます。これに対する答えは「いくら稼ぎたいのか」によって異なりますが、基本は稼げるなら何でもいいと思っています。

 もし「月3万円くらいお小遣いが増えればいい」「月5万円稼げれば家計が助かる」と考えているのであれば、アルバイトするのが賢明でしょう。損をする可能性がある投資や、稼げるまで時間がかかるブログなどより、時給1000円で働いたほうが確実に無理なく目標を達成できます。

 しかし「月100万円稼いで会社員生活をやめたい」といった目標があるなら、時間を切り売りして給料を得る働き方では実現できません。ポイントは「レバレッジ」と「スケーラビリティ」です。

 私は自由に生きることができるお金と時間が欲しくて、人気ユーチューバーの動画で知ったFXで稼ぐことを決意。それからというもの、通勤中も動画を見て勉強したり、食事中もチャートを見たり、仕事以外の時間はすべてFXに割く日々でした。脱サラしてからはトレードの記録や、インプットしたことをアウトプットして血肉化するためにブログYouTubeを始めたところ、徐々にコメントをいただけるようになりました。誰かの役に立っているのを実感して、嬉しかったですね。

「教えることは二度学ぶこと」という言葉があるように、ブログでの情報発信は、一度自分で学んで、その復習を兼ねてするというスタンスでやっていました。おかげで基礎の定着にもなったし、多くの人がマネできるような再現性の高い情報を発信できるようになったと思っています。

◆成功体験をコンテンツ化して多くの人に教える

 私は、まず自力でFXで稼ぎ、次はそのやり方を一対一や一対複数でコンサルというかたちで教え、今は情報発信で稼ぐ方法を教えるというようにステップアップしてきました。情報発信のコンテンツの一部は自動で配信され、仕組み化もしています。

 私のブログYouTubeLINE@を見てくれているのは、まさにサラリーマン時代の自分と同じ悩みを持った人たち。そういう人たちに高額な情報商材を売るようなことはしたくなかったので、「“当時の自分”がこんな学習コンテンツがあったらいいな」と思えるものを段階的に学んでもらえるようなコンテンツを作って発信し、収益化を図っています。

◆副業を“スケール”させるためのカギ

 副業を始めるなら、最初はどんなものでもかまいません。せどりでも、Webライティングでも、ココナラやランサーズのようなマッチングサービスを使って自分のスキルで稼ぐのもいい。まずはスモールビジネスから始めれば十分です。

 しかし、せどりは商品リサーチや仕入れ、出品・発送、商品管理など地道な作業が必要になりますよね。Webライティングも一記事あたりいくらと時間の対価でしかなく、収入に上限があります。そこで、せどりで稼ぐノウハウをコンテンツ化したり、市場価格差を見つけるツールや出品・管理するツールを販売するなど、レバレッジを利かせることが大事になります。

 今の時代なら、まとめて多くの人に提供できるYouTube配信やオンラインサロンもいいですね。時間の対価でしかなかった副業を“スケール”させるには、「コンテンツ化」「仕組み化」によってレバレッジを利かせることがカギとなります。これによって、月10万円、20万円しか稼げなかった副業も、月100万円といったステージに届くようになります。

◆狭い世界の常識を捨て、一歩踏み出そう

「跳べないノミの話」って知っていますか? ノミの体長って数ミリですが、数十センチから1m以上跳ぶことができるそうです。しかし、高さ20㎝の容器に入れて蓋をしてしばらく置いておくと、20㎝しか跳べなくなってしまう。元の1mを跳べるように戻すには、1m跳べるノミと同じ環境に置いてあげる。すると1m跳べるようになるそうです。

 私たちも20㎝の容器に入れられ蓋をされたノミと同じで、時給で仕事をしているとせいぜい月収30万~40万円が常識になってしまいます。「自分はこれくらいしか稼げない」と思い込むから、本当に稼げない人間になってしまう。しかし、月100万円を稼ぐことは環境次第で誰にでもできるのです。

 サラリーマンしかやってない人だと、自分の見える世界の常識で決めてしまいがちです。そこから一歩抜け出さないといけません。まずは自分のいる世界の狭さや、常識だと思っていることの小ささを知ってください。蓋をされた20㎝の容器から抜け出せば、1mでもジャンプできる世界が見えてくるはずです。

◆好きなことで生きていくKeyword

「教えることは二度学ぶことである」(フランスの哲学者・ジュベール

 18~19世紀、フランスの哲学者、ジョセフ・ジュベールは「教えることは二度学ぶことである」という教えを残しています。私はこの言葉が好きで、インプットしたことは積極的にアウトプットするようにしています。

 人に教えるということは、自分の理解が曖昧だと決してできません。アウトプット、つまり教える側になるとインプットしたことの復習にもなり、理解も定着し、最短で知識やスキルを習得できます。

 例えばFXでなぜ上がると予想したのか、そしてなぜ実際に上がったのか。多くの場合、そこには市場参加者の心理が働いています。そこを徹底的に突き詰めていくことで感覚的なトレードをしなくなり、FXでも勝ちやすくなります。

 教えることで相場の読み方、FXの勝ち方、副業で稼ぐ方法などの情報が整理されるだけでなく、教わる側の再現性も高まるのです。

【水島翔】
株式会社好きなことで生きていく」代表取締役1984年富山県生まれ。高校を中退し、地元建設会社、漁師、大手運送会社に勤務。会社員生活を送るが、FXに出合い、’17年にネットビジネスを開始。10か月後に月収850万円を突破。現在は好きなことで生きていくために自分のライフスタイルを発信。地域創生のために飲食事業や不動産事業なども展開する。インスタグラム@shooooo.__/

―[好きなことで生きていく]―


インプットしたことを血肉化するために積極的にアウトプットすることを心がけている