世界中の多くの人が新型コロナウイルスに感染し、命を落とした。そんな中、「どうすれば子供を守ってあげられるのか」と悩んでいる保護者は多い。
ある夫婦は医師に相談したが「大丈夫、心配はしなくていい」と聞かされ、「うちの子は感染しないだろう」と考えていたとのこと。それでもコロナに感染し亡くなってしまったこと、また夫婦の悲しみのコメントなどを、『The Sun』など海外のメディアが伝えている。
■不安を抱えた両親
アメリカで暮らすアンジェリーナ・レンドンさんは、夫との間に誕生したかわいい赤ちゃん(生後3ヶ月)を大事に育てていた。しかし新型コロナウイルスの感染が拡大し、アンジェリーナさんは「私の赤ちゃんもいつか感染するのではないか」と心配するようになった。
まだ生まれて数ヶ月。当然マスクは着用できずワクチン接種対象にもならないため、アンジェリーナさんは医師に何度か相談しアドバイスを求めた。
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■医師らの話を信じ…
アンジェリーナさんによると、医師からは決まって「大丈夫、心配しなくてもいいですよ」「赤ちゃんはコロナの影響を受けませんから」と聞かされたのだという。それをアンジェリーナさんは信じていたが、残念ながら赤ちゃんはコロナに感染し2月に息を引き取った。
アンジェリーナさんの夫も深い悲しみにくれており、「赤ちゃんは健康だと医師に言われていたんです」「なのにコロナのせいで死んでしまいました」とメディアにコメントした。
■両親の悲しみ
赤ちゃんの遺灰を今も大事に保管しているこの夫婦は、子供を持つ他の親たちに「どうか感染のリスクを知ってほしい」「誰が赤ちゃんを触れるかにも注意してあげて」と語った。
かわいい赤ちゃんを見かけると近づき顔を寄せる人、頬や手につい触ってしまうお年寄りもいるが、今はこのような時期だけに注意が必要だ。
■子供たちを守るには
大人に比べ、新型コロナウイルスに感染しても無症状・軽症ですむ場合が多いとされる子供たち。それでも重症化して死亡するケースは確かにある。
子供たちも手洗いを徹底する、家でよく使うもの(テーブル、ドアノブ、電気スイッチ、リモコン、トイレ、シンク、おもちゃなど)を消毒するなどし、できる限り感染リスクを減らしたい。
現在もなお複数の国が深刻な状況に苦しんでおり、日本にも第6波が来ないとは言い切れない。家族を守るためにも、まだしばらくはしっかり感染予防に努め乗り切りたい。
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