世界第2位の経済規模を持つ中国において、最も域内総生産(GRP)の大きい省は「広東省」だ。広東省は30年以上にわたって中国国内のGRPトップの座を維持し続けている。

 中国メディアの百家号は3日、広東省のGRPが韓国の国内総生産(GDP)を超えることが確実になったとし、広東省は「アジア四小龍」のすべてを経済規模で上回ることになると伝えた。

 中国南部に位置する広東省は、香港やマカオとも近いほか、沿岸に位置する地理的優位を生かし、製造業や貿易で発展してきた省だ。華為(ファーウェイ)や中興通訊ZTE)、BYDといったメーカーは広東省で生まれた企業であり、外資企業を積極的に誘致してきた広東省には日本企業はもちろん、世界中の企業が進出している。

 記事は、「30年前のアジアで最も成長著しかったのは、韓国、台湾、シンガポール、香港であり、これらの国・地域はアジア四小龍と呼ばれた」と紹介。そして、広東省は当時から経済規模でアジア四小龍を超えることを目標としていたと伝えつつ、すでに香港、台湾、シンガポールは超越していたと紹介、「そして2021年に広東省のGRPが韓国のGDPを超えることが確実となった」と主張した。

 続けて、広東省の21年のGRPは第3四半期で約8兆8000億元(約155兆6900億円)に達し、為替の影響もあるものの、韓国を越えたと見られると主張。新型コロナによって経済に大きな打撃を受けた韓国に対し、中国は今なお堅調であり、このままのペースであれば21年通年でも韓国のGDPを約2000億元(約3兆5385億円)ほど上回る見通しだと伝え、「広東省はついにアジア四小龍のすべてを超越するという目標を達成することになる」と論じた。

 また記事は、広東省だけでなく、江蘇省のGRPも近い将来、韓国のGDPを超えることになると主張したほか、「韓国を越えることが確実となった今、広東省の次なる目標は「英国やフランス以上の経済規模を持ち、米国最大のGRPを誇るカリフォルニア州を超えることだ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

広東省のGRPが「韓国超え」か、「アジア四小龍のすべて超越」=中国報道