中国のポータルサイト・百度に1日、「日本人はどうして身分証の発行を受けたがらないのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、日本政府が先日「マイナンバーカード」を持つ人に対して一律2万円分の消費ポイントを給付する方針を示したと紹介。「マイナンバーカード」はつまり身分証明書のことであり、表面には個人の写真、氏名、生年月日、住所、性別、全国で通用する個人番号が記載され、カード内にはこれらの情報を含むICチップが入っていると伝えた。
 
 そして、日本政府が2015年、来たるべきスマート社会に備えて国民と在日外国人1人1人に固有の番号を与え、社会保障、金融、税金などの統一的な電子管理を実現する方針を立てて法案を提出、国会で激しい議論が繰り広げられた上で可決され、翌16年1月よりカードの発行が始まったと紹介した。
 
 一方で、発行開始から5年あまりの間、普及に向けたPRや5000円分のポイントを付与するなどといった「撒き餌」キャンペーンを実施してきたものの、今年11月1日現在で普及率はわずか39%に留まっており、6割以上の人がいまだに「身分証明書」の発行、受け取りを拒んでいる状況だと説明している。
 
 その上で、日本人の多くがマイナンバーカードを敬遠する理由について、日本の調査機関が今年6月に実施したアンケート調査の結果を紹介。「運転免許証や健康保険証、外国人在留カード、社員証など、身分証明に使えるカードを他に持っている」、「政府機関や企業が多くの個人情報を把握したり、個人情報が漏えいしたりすることへの懸念」、「乗り物に乗ったりホテルの予約をしたりする際など、身分証の提示を求められる機会が日本ではあまり多くなく、持っていなくても生活に不自由を感じないこと」がマイナンバーを持とうとしない3大理由であることが分かったと伝えた。
 
 記事は、現在日本政府が実施しようとしている2万円分の「撒き餌」によって一体どれほどの人が新たにマイナンバーカードを作るかについては、過去の「成績」を考えると必ずしも思わしい成果が出るとは限らない、との見方を示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人はなぜ「身分証」を持ちたがらないのか=中国メディア