陸上自衛隊2018年に「水陸起動団」を設立した。離島の防衛・奪還などを意識した部隊と言われるが、中国メディアの騰訊はこのほど、「日本は現有の領土に満足していないのか」と問いかけつつ、中国やロシア、韓国が潜在的な目標であるに違いないと主張する記事を掲載した。

 記事はまず、2021年11月に水陸機動団が行った種子島で演習について紹介した。陸海空の3自衛隊による統合演習で、海上自衛隊ともうまく連携して上陸訓練を行ったが、「これは極めて珍しいことだ」と指摘している。

 なぜなら、旧日本軍時代から陸軍と海軍は折り合いが悪く、これは自衛隊になってからも受け継がれているからだと主張し、「離島奪還のために両者が協力できたということは、離島奪還が水陸機動団の大きな目的であることが良く分かる」と伝えている。

 そのうえで、「日本は中国、ロシア、韓国との間で領土をめぐる対立を抱えている」と指摘する一方、中国、ロシア、韓国のいずれの国も「容易に譲歩することはない」ため、「日本は最も危険な軍事的手段に訴えるつもりなのではないか」と主張した。

 特に、地理的に最も近い北方領土は、「仮に奪還できれば国民の士気を高め、日本の強大な力を見せつけることができ、世界強国となるための重要な一歩となる」と独自の論理を展開した。それで、ロシアだけでなく中国や韓国も水陸機動団に対しては強く警戒すべきだと記事を結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

陸上自衛隊の水陸起動団に「日本は現有の領土に満足していない」=中国