ずーしーほっきー

2011年から続いた「ゆるキャラグランプリ」も2020年に終了し、コロナ禍で全国のキャラクターイベントも軒並み中止となっている。そんな中、北海道の雪夜に光り輝く、不気味なキャラクターがSNS上で話題を呼んでいる。

【画像】雪夜に輝く不気味なキャラクター


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■市の名産をキャラクター化

北斗市公式キャラクター「ずーしーほっきー」は、しっぽが赤く、おなかは米を表現し、全体を通してホッキ寿司をイメージしている。北海道新幹線開業に向けて、市は2014年にご当地キャラクターの制作を決断。デザインを地元「公立はこだて未来大学」の学生に依頼した。

学生は約60案を作成し、市民からも意見を聴取した後、最終的に5案を提案。その5案を市民投票にかけて、第1位となったのがずーしーほっきーだ。

当初は「ホッキーずーしー」という名だったが、ほかの市町村に「ホッキー君」というキャラクターが存在したため、「ずーしーほっきー」に名称変更した経緯がある。


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■ランダムLED発光

今回光り輝く「ずーしーほっきーオブジェ新函館北斗駅に設置したのは、北斗市観光協会。同観光協会は、3年前に冬季期間の駅前イルミネーションを開始し、年々バージョンアップ。今年は満を持して、ずーしーほっきーの登場となった。

ずーしーほっきー

おなかの部分は、LEDになっており、ランダムに光る仕組み。担当者は「5分そこにいればさまざまな色が楽しめる。私自身も紫、黄、白、緑色を確認した」と話す。また、しっぽの部分はホッキ貝らしく常に赤く発光。

今月1日午後4時45分に点灯式を実施し、毎日午後10時まで光り輝く。駅周辺のイルミネーションは来年2月28日で終了となるが、ずーしーほっきーオブジェは、常設展示が決まった。点灯式後の初週末となった4、5日は、多くの市民が撮影に訪れたそうだ。

■キモかわいいで人気

2020年には「一目みたら忘れられない☆ご当地キャラクターランキング」のトップに輝いたずーしーほっきー。「キモかわいい」と全国にファンが多くいるが、会った瞬間に泣き出す子供たちも。

ずーしーほっきー

また、コロナ禍でなかなかイベントに出演出来なかったために、市企画課の担当者は「公式Facebookなどを通じて情報発信に努めた」と話す。10日から12日までは、東京・日比谷OKUROJIで開催されるクリスマスイベントに、出没予定となっている。


■謎の光輝くキャラクター

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(取材・文/Sirabee 編集部・おのっち

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