大人気婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』のシーズン4が、11月25日よりAmazon Prime Videoにて独占配信中。今回はなんと、“男女逆転版”である前作『バチェロレッテ・ジャパン』に参加していた実業家の黄皓(コウ コウ)がバチェラーを務める。そんな注目爆発中の黄皓に、参加が決まった経緯から撮影中の心境、そして本人のモテエピソードまで語ってもらった。果たして彼は、今回の旅で運命の人を見つけられるのか?

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■年貢を納めてもいいタイミングなのかも

――前作『バチェロレッテ・ジャパン』に参加時から、「次回のバチェラーは黄さんがいい」という声もありましたが、選ばれたときの感想は?

本当にそんなことになるんだ!というのが正直な感想です(笑)。以前からプライベートで会う人たちにも、「バチェラー側でもいいのでは?」と言われていたのですが、自分が参加したのは『バチェロレッテ・ジャパン』だったので。

だから、バチェラーとして参加することは「本当に自分でいいのかな?」って悩んだりもしました。だけど、これはご縁かもしれないとも思い、参加させていただいたんです。

――『バチェロレッテ・ジャパン』に参加されたことで知名度も高まり、すでに引く手数多の状態だったと思うのですが、なぜあえて『バチェラー・ジャパン』で運命の人を探したいと思ったのですか?

確かに番組参加後の知名度は上がりました。けれど、メディアに出たら誰も本気にはしてくれないんです(笑)。マッチングアプリを使うこともできないし、コロナ禍でリアルな飲み会も減っていることもあり、出会いがまったくなかったんですよね。DMで「飲みたい、会いたい」というメッセージをいただくことはあるのですが、さすがにそれで飲みに行くのは怖いので(笑)。

過去には長く付き合っていた女性もいたのですが、結婚には至らなかったんです。だから、この旅ならではのハプニングを楽しみつつ、世の中に僕の恋愛観を晒しながら、年貢を納めてもいいタイミングなのかも、という気もしていて参加を決意しました。

■好きになった人を運命の人にしたい

――『バチェロレッテ・ジャパン』参加後から、結婚を期待されているご両親に、今回『バチェラー・ジャパン』への参加を伝えたときの反応はいかがでしたか?

『バチェロレッテ・ジャパン』で両親に萌子さんを紹介したときに、本当に喜んでいたんです。期待していた反面、選ばれなかったことを伝えると両親の方が凹んでいました。

今回は、参加した以上は本当に結婚したい人を見つけるという話をしました。パートナーを探す旅を、最終的には両親も応援してくれています。

――今回の番組を通して、どんな女性と出会いたいですか?

35年の人生を振り返ると、人のいいところを見つけられるタイプの人間だと思っています。そんな僕が今回探しているのは、「一緒にいて楽しくてフィーリングが合う人」よりは、「弱ったときにそばにいてくれる人」ですね。良いときにニコニコしている人じゃなくて、しんどいときにこそ頼れる存在を求めています。

実は僕、運命の人って信用してないんですよね。フィーリングが合う人は多いと思うけど、好きになった人を運命の人にしたいと思って進むほうがいいじゃないですか。生まれつきの運命なんかじゃなくて、好きになった人を運命の人として付き合っていきたい。今回はそんな人を探す旅をしています。

――バチェラーとして参加されてきた方々は、黄さんも含めみんな完璧な方ばかりです。過去に参加された3人のバチェラーにはない、自分だけの魅力は何だと思いますか?

過去の3人にはない、僕だけにあるものとすれば、旅に参加するうえで、参加者の気持ちが誰よりも分かるバチェラーというところですね。僕自身が選ばれる側だったから、女性たちがどんな気持ちでその場にいるかも理解しています。だから寄り添えるようにしたし、寄り添う努力をしました。

過去のシーズンももちろんみんな真剣に向き合っていると思いますが、僕自身も今回はとにかく真剣に向き合っているという自信がありますね。

あとは、4人の中だったら一番モテる自信があります!(笑) 4人で合コンしたら、僕が絶対に一番モテますね(笑)。『バチェラー・ジャパン』を見てくださっていれば分かると思いますが、真剣に口説くぞ!っていう気概を感じ取れるはず。過去の参加者の中では、誰よりも女性を振り向かせる努力をしてきた自信がありますね(笑)。

■旅を通して得るものは大きい

――今回参加されている女性たちに会ったときの第一印象は?

旅に参加してくれた子のルックスについては、僕の好みにバチッとハマる子ばかりでした。見た目のインパクトとしては、桑原さんは印象的でしたね。ああいうタイプの人は、不安があるからこそ強く見せたい願望があるんだろうなと思って、僕自身も同じようなところがあるので理解できる存在でした。嘉瀬美月さんも、スラーッとしたスタイルとシュッとした顔立ちで、初めからインパクトの強い方でしたね。

――『バチェロレッテ・ジャパン』に参加した男性陣とは今でも交流があるとのことですが、今回の参加が決まった際、皆さんの反応はいかがでしたか?

バチェラーになったことは事前に誰にも言えなかったのですが、発表になってからはみんなが応援をしてくれました。旅で出会って、同じ釜の飯を食った仲間たち。今でも誕生日のお祝いを一緒にしてくれたりしていて、仲間意識が強いし、いい出会いだったと思っています。

男性とはまた違うと思いますが、旅を通して女性陣たちも友情関係が生まれているのを感じました。弱っている瞬間を支え合える友人や、一生の友達ができる旅だと思います。旅を通して得るものは、大きいと思いますね。

■選ばれなかった彼女たちの思いを成仏させる責任がある

――一度は選ばれる側として参加し、愛が実らないという経験をされたからこそ、選ぶ側になることへの葛藤はありましたか?

葛藤はありませんでしたが、本当に自分でいいのかな?という思いがあり、それについては悩みました。僕は国籍信者ではないけれど、中国籍の自分とでは、相手のバッググラウンドによってはNGになることもあるのではないかな、というのは不安要素でもありました。

特に今回に関しては、参加するまでバチェラーが誰なのか分からなかったということもあったので、実際に参加してくれる人が納得してくれるかどうかという部分は、参加時に考えましたね。

あとは、参加者の気持ちが分かるからこそ、自分自身もどうやったら素直になれるか、どうすれば素晴らしい旅を一緒に過ごせるかを常に考えていました。セレモニーまでの過程もそうですが、ローズを渡す側っていうのは、選んだという決断に責任を取らなきゃいけないと思うんです。お別れを告げるときにも、きちんと理由を説明できないといけない。選ばれなかった彼女たちの思いを納得させる責任があると思っています。選ばなかったことには理由があるし、それを説明したときに納得感が必要だと思うんです。なので、ローズを渡せなかった人たちについても、それぞれ一人一人に対する思いはありますね。

――『バチェロレッテ・ジャパン』に参加したことで「本気でぶつかる恋愛をまたしてみたいと思えた」とおっしゃっていましたが、今回の『バチェラー・ジャパン』では本気の恋愛をする黄さんを見ることができますか?

すでに配信を見てくださっている方もいると思いますが、真剣に向き合っています。自信を持って本気の恋愛をしているし、旅の半分以上で泣いているし、感情もずっとぐちゃぐちゃでした。この旅には、喜怒哀楽全部が詰まっています。

前回の旅では、大人になってちゃんと恋愛をしたときに、喜怒哀楽を出すことに対する抵抗があったんですよね。だからこそ、それを出しきれなかった自分に後悔をしていた部分がありました。今回の旅では、その思いだけは抱くまい!と思って臨んでいるので、僕の感情の変化も全部見ていただけると思っています。本当にたくさん泣いているので、みなさん期待して見てください!

◆取材・文=戸塚真琴

4代目バチェラーとして「バチェラー・ジャパン シーズン4」に出演中の黄皓/ 撮影=booro