A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一)が主演を務める舞台『ABC座 ジャニーズ伝説2021 at Imperial Theatre』が7日、開幕した。本番に先駆けて行われたマスコミ向けの公開ゲネプロおよび取材会が同日行われた。

ジャニーズ伝説』は、1962年に結成された初代ジャニーズの4人の奮闘と活躍を描く物語。ジャニー喜多川さんが口立てでA.B.C-Zに語った4人の挑戦を、事実そのままにミュージカル化されたもので、今回で6度目の再演となる。A.B.C-Zは今作で演出も担当。ジャニーズJr.である7 MEN 侍、Jr.SP、少年忍者の若手のほか、“大先輩”佐藤アツヒロも特別出演する。


ジャニーさんの手で結成された初代ジャニーズは半年間の全米修行に身を投じることとなり、渡米する。そこでの出会い、挑戦、レコーディング、幻となった全米デビュー。そして、解散への決断…。さまざまな楽曲とダンスで物語はスピーディーに紡がれ、2つの新曲が取り入れられるなどグレードアップした『ジャニーズ伝説』が帝国劇場で初めて上演される。


開幕を前にした5人は気合十分。五関は「おっしゃるとおり、めちゃくちゃ意気込んでおります!とにかく全力を出し尽くしたい」と鼻息荒く、ジャニーさん役の戸塚は「非現実だったり、ファンタジー要素がたくさんある。ファンの方に違うジャニーさんの舞台の味を楽しんでほしい」と呼びかけ。橋本は「帝国劇場は何年かぶり。昔、毎日いた劇場でもあるのでやってやろうという気持ちになった。楽屋は五関くんと一緒なのですが座長部屋をゲットしました。(堂本)光一くんやタッキー滝沢秀明氏)がいた部屋。新鮮な気持ちです。楽しみたい」と語った。


河合は「ジャニーズっていいなって自分自身感じました。今回のショータイム(歴代メドレー)の曲は僕が選んだんです。マニアック過ぎないかと心配ですが、お客さんがどう感じていただけるか楽しみです」とし、塚田は「帝国劇場は思い出がつまっている。先輩の背中を追ってここに立てているので、後輩たちもここに立ててよかったと思ってもらえるようにチーム一丸となって頑張りたい」と意気込んだ。


昨年のABC座では新型コロナウイルスの影響で使用中止となってしまったアクロバットが、今回は解禁に。大きな観覧車のような舞台機構「5STAR」を復活させる。河合は「ちょうど公演期間が12月なので、僕たちの唯一のクリスマスソングに乗せてリースのような形でやらせていただく」としながらも、高さもある回転する装置に「やっていて怖いっすね…。怖くて体がぷるぷるしています」と本音も。塚田も「(怖さとの)我慢勝負です」と話した。


【画像】復活の「5STAR」は見ごたえ抜群(全6枚)


歴代メドレーでは、初代ジャニーズの『Never My Love』、少年隊の『仮面舞踏会』などの先輩たちの楽曲から、King & Princeの『Naughty Girl』、11月にデビューしたばかりのなにわ男子『ダイヤモンドスマイル』など、若手のナンバーも盛りだくさん。ノンストップで28曲を披露する。なかでも注目なのが、佐藤アツヒロによる光GENJI3曲メドレーで、ローラスケートの演出も用意されている。ゲネプロを終えた佐藤は「気分は気持ちいいです!」と満面の笑みを浮かべている。


天国にいるジャニーさん、メリーさんは「舞台を見てどんな言葉をかけてくれると思う?」と聞かれると、橋本は「ジャニーさんはかつて『僕はYOUたちのファンだよ』と言ってくれた。その言葉が自信になるし、安心してステージに立てる」とコメント。河合は「その言葉以上のものを思ってくれるのであれば、『最高だよ』と嬉しいけど、『進化したね、パワーアップしたね』と言ってもらたい」と願った。


また、年末恒例の「今年を漢字一文字で表すと?」という質問が出ると、河合は「叶」と回答。「A.B.C-Zはありがたいことに、コロナ禍になってもライブなどが中止になったことがない。それは僕たちだけではなく、ファンのみなさんが感染対策をしてくれたので最後までしっかりやりきれる。今回、帝国劇場に立てるのはみなさんのおかげ。なのでこの1年は“叶”です」と感謝。最後に橋本が「これからも叶えたいことがいっぱいあるしね」と付け加えた。


同舞台は12月7日から21日まで帝国劇場にて上演される。チケットは全日程即完売となっている。


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