家族や友人ら大勢が集った誕生日会で、バースデーケーキのロウソクの火を吹き消そうとした女性の髪に火が燃え移った。ケーキには30本以上のロウソクが立っており、女性の髪はあっという間に炎に包まれた。『New York Post』『Metro』などが伝えている。

米ユタ州オグデンに住む6児の母アナ・オースターハウスさん(Ana Oosterhouse、34)は先月、息子ハンター君(Hunter、7)との合同誕生日会を開催したところ、とんでもない悲劇に見舞われた。

当時の様子はカメラが捉えており、ハンター君とアナさんはそれぞれにケーキが載ったトレイを持ち、隣同士に座っている。ケーキには火がついたロウソクが立てられており、2人は家族や友人が歌うハッピーバースデーの歌に合わせ笑顔を見せている。

そして歌が終わると、ハンター君は一吹きでロウソクを消したが、アナさんは苦戦。30本はあると思われるロウソクに顔を近づけ、トレイを動かしながら何度も息を吹きかけている。

すると突然、野球帽をかぶっていたアナさんの右側の毛先からろうそくの火が燃え移り、大きな炎が上がった。周囲からは悲鳴が聞こえており、動画はここで終わっている。

アナさんは「毛先に火がつくのが見え、その後あっという間に炎が上がり、私のこれまでの人生が走馬灯のように蘇りました」と究極の状態だったことを明かすと、当時のことをこう振り返った。

「熱くて早く火を消さなくては…とは思いましたが、部屋には子供たちが15人くらいおり、火が他に燃え移らないようにケーキを抱えているしかありませんでした。」

「ただ私のそばにはすぐ、夫を含む家族のメンバーがやってきました。その場には水がなく、彼らは私の髪や顔を手で叩き火を消してくれたのです。もしかしたら大事になっていたかもしれず、いち早く動いてくれた彼らには本当に感謝しています。」

このアクシデントでアナさんは、右側の髪、つけまつ毛や眉毛が燃え、頬、顎、耳に軽い火傷を負ったものの、右目が永久的な損傷を受けるのは免れた。ただ右目は痛みが残り、今でも少しぼやけて見えるという。

アナさんは通常、大きな数字のロウソクを使うそうだが、その日はあいにく店に在庫がなく、たくさんロウソクが入ったパッケージを購入し、娘がデコレーションをしたという。

めでたい日に起きたとんだハプニングに、「家族は『今年のクリスマスには消火器を用意するよ』なんて冗談を言っていますが、これからはケーキに2本以上ロウソクを立てることはないでしょうね」とアナさん。「この先数年間は、自分のケーキにはロウソクはいらないわ」と笑った。

ちなみ今年8月にはイギリスで、26歳の男性が恋人にプロポーズするために用意した約100本のキャンドルで家が全焼していた。恋人を呼びに行っている間に火が燃え移ってしまったという。

画像は『New York Post 2021年12月6日付「Terrifying video shows mom set hair on fire blowing out birthday candles」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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