プレミアリーグ第15節、敵地でのエヴァートンに2-1で敗れたアーセナル。
冨安健洋がバランスを崩した相手DFベン・ゴッドフリーから顔面を踏みつけられるシーンが物議を醸している。
そのシーンはVARで確認されたが、何の処分もなかった。それでも、ギャリー・ネヴィルは「プロとして、彼がわざとやったのは100パーセント間違いない」と断罪している。
『Sky Sports』によれば、プレミアリーグの元審判ダーモット・ギャラガー氏は、この判定についてこう解説していたそう。
ダーモット・ギャラガー(元プレミアリーグ審判)
「私的にはノーだが、多くの人はイエス(退場)だろう。
昨夜から今朝までに多くの人と話したが、様々な感情が入り混じっている。
私がノーと言う理由は、疑う要素があるからだ。踏みつけの状況は本人にしか分からないと私は常に考えてきた。
映像を見ると、あのタックルは見栄えがよくない。
彼の足は振り下ろされているが、足はどこかの時点で着地しなければならない。
弁護するなら、彼は目をそらしている。
わざと目をそらしていると言う人もいるだろうが、彼は目をそらしており、私はそれに少し迷わされる。
レフェリーの観点から見ると、マイク・ディーン主審があのタックルを見ていないのは明らかだ。
もし、見ていれば、頭部の怪我になりうるので、試合を止めだだろうからね。
ディーンが見てないと仮定すると、試合は続行されており、VARの担当審判だったスチュアート・アットウェルが確認することになる」
「彼はじっくりと長い時間をかけて検討し、確信できないという私と同じ見解に至ったと思う。
したがって、彼はクリア(無罪放免)にしなければならなかった。
残念ながら、レッドカードの他には何もないからね。レッドカードになるか、なにもなしかだ。
イエローカードやフリーキックになる規定は存在しないので、アットウェルはそこに座っていた(介入しなかった)。
彼は主審にピッチ上のモニターで確認するように指示することができたか。
もし、主審をモニターに行かせれば、主審に(ファウル)寄りだと指し示すことになる。
ディーンがモニターに行かされて、映像を見たら、アットウェルがレッドカードだと信じさせるように導くことになる可能性がある。
だから、彼はそれがレッドカードだと思わない場合、クリアにして、何もないことにする。
このプロセスで残念な点は中間点が存在しないことだ」
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