ミランのステファノ・ピオリ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)敗退を嘆いた。イタリアスカイ・スポーツ』が伝えている。

ミランは7日にホームで行われたCLグループB最終節においてリバプールと対戦。勝てば決勝トーナメント進出の望みが出てくる一戦では、29分にCKからDFフィカヨ・トモリが得点を決めて幸先良く先制に成功するが、その7分後に失点すると後半にはミスもあり逆転を許す展開に。その後は多くのメンバーを入れ替えこの試合に臨んでいたリバプールを崩すことができず、1-2で敗れた。

この結果、ミランはグループステージ最下位に転落。CL決勝トーナメント進出が叶わなかっただけでなく、ヨーロッパリーグ(EL)に回ることもできなかった。

試合後にピオリ監督は、この結果に落胆。CLでの戦いを振り返り、予想以上に厳しい戦いだったことを認めた。

「ヨーロッパのレベルは非常に高いと実感している。難しさについては理解していたが、残念ながら今夜の試合では素晴らしいリズムを出せず、技術的にもベストではなかった。ホームでのアトレティコ戦やポルト戦ではもっと何かがあってもおかしくなく、後悔はしている」

「ただ、こうした困難があるのは普通のことであり、ヨーロッパでの仕事の仕方や必要なクオリティを確認できたのは我々の成長にとって重要だ。残念な気持ちはあり、ヨーロッパに残りたかったが、これから学びさらに成長していきたい」

「我々の対戦相手は強かった。正直、ポルトは少し弱いかとも思っていたのだが、実際にはレベルが高く、この舞台に慣れていた。我々は最後までトライして、いくつかのチャンスをものにすることもできたと思う。このような経験は我々の助けになるはずだ。より強くなるため、ある種の経験を求めているからだ」

「今日は最初の失点まで良い位置につけていたと思う。それでも、我々は相手よりも準備する必要があり、2点目ではミスがあった。今日のサン・シーロピッチは悪かったが、それは相手も同じだ。だから、言い訳を探しはやめよう」

「我々は多くの努力をしたが、自分たちのレベル、注意力、そしてクオリティをより向上させていきたい。我々はリバプールのレベルに達していないのだ。しかし、リバプールで勝利するまではクロップでさえ時間がかかっていたのだから、もっとうまくやり、皆で成長していきたいと思う」

サムネイル画像