法務省12月8日、同省HPで透かしが入ったままのイラストを掲載していたとして、イラストの公開を停止し謝罪した。イラストの作者が12月7日、透かしが入ったまま使用していることを指摘し、ネット上で話題となっていた。

一般に、画像販売サイトでは、透かしが入ったままの状態はサンプルであることを示す。今年9月には、デジタル庁のデジタル監に就いた石倉洋子氏が個人ブログで、画像販売サイトに掲載されていた透かし入りのサンプル画像を無断使用していたことが問題になった。

法務省の担当者は弁護士ドットコムニュースの取材に、「業者に作成を依頼したHPでもありますので、権利関係や事実関係を調査をしているところです」と説明した。

法務省「ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」

透かしが入ったままのイラストが掲載されていたのは、離婚を考えている人に向けての情報発信ページ(https://www.moj.go.jp/MINJI/top.html)。

法務省は作者から7日夜に指摘を受け、8日朝イラストを取り下げたという。

HPで「本ページに掲載されていたイラストに関し、ご指摘がありました。現在、事実関係を確認中のため、いったん当該イラストの公開を停止しております。離婚に伴う子の養育等に関する情報につきましては、以下のページをご覧ください。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」と謝罪している。

法務省HP、画像の無断使用で謝罪 「外注の業者に事実関係を調査している」