この前後で東北道を下りざるを得なかった人も多いのでは?

県境部の隘路に登坂車線

国土交通省 仙台河川国道事務所は2021年12月7日(火)、国道4号の福島・宮城県境部で進めていた付加車線(登坂車線)整備事業のうち、宮城県側の1.0kmが開通すると発表しました。

この県境部はアップダウンのある山越え区間で、上り坂となる方向にそれぞれ付加車線(登坂車線)の整備が進められています。今回開通するのは宮城県白石市越河地区、福島方面の付加車線です。

これにより、県境部6.8km区間で進められている付加車線整備事業のうち、宮城県側の2.9kmが完成。残る福島県側1.3kmについても整備が進められています。

この区間は、東北道通行止めや渋滞の影響などで、一般道へ迂回するクルマが少なくありません。仙台河川事務所は、「付加車線の整備により、無理な追い越しによる事故防止のほか、国道4号交通集中時(冬季の東北道通行止め時等)の速度低下緩和等が期待されます」としています。

東北道が通行止めになった際の国道4号。山越えになる福島・宮城県境部は、こうした場合に渋滞が発生していた(画像:仙台河川国道事務所)。