バルセロナを率いるジャビ・エルナンデス監督が、チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント進出を逃したことをターニングポイントにしないといけないと語った。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第6節が8日に行われ、バルセロナバイエルンと対戦し、0-3で完敗。他会場のベンフィカがディナモ・キエフに2-0で勝利した結果、バルセロナはグループ3位に転落し、グループステージ敗退となった。

 バルセロナがCLでグループステージ敗退となったのは2000-01シーズンに第1次ラウンド敗退となって以来、21シーズンぶり。2004-05シーズンから続いていたCL決勝トーナメント進出の歴史がストップすることとなった。

 グループステージ敗退となったことにシャビ監督は試合後、「私たちは常に対戦相手を支配し、掌握したいが、今日は逆だった」と完敗を認め、次のように続けた。

「もっと自分たち自身に多くのことを要求しなければならない。私たちはバルセロナだ。これをダイナミクスや他の多くのことなどを変えるターニングポイントにしなければならない。私たちは競争できていない。これがCLなんだ。だが、これが私たちの現実だ。これが私たちの現状で、尊厳を持ってこの状況に立ち向かわなければならない。今日から新しい段階と新しい時代が始まる」

「私は怒っている。これが私たちの現実であることに怒っている。だが、このことに立ち向かうしかないし、他の選択肢はない。今日から新しい時代が始まる。私たちはゼロから始まる。私たちの目標はCLでヨーロッパリーグ(EL)ではない。一生懸命やらなければならない。私は失敗という言葉が嫌いだ。なぜなら、挑戦していたからね。私はこのクラブを愛している。人生をかけて努力をするよ」

「私はすでに選手時代にも厳しい現実を経験している。受け入れるのではなく、それに逆らわないといけない。私たちはELではなく、バルセロナを本来あるべき場所へと戻さなくてはならない。もっと良い争いをしなければならない。バイエルンの方が優れていたというのが現実だ。今日のようなことが2度と起こらないように全力を尽くさないといけない。今は無力感に包まれている。バルセロナが元いた場所へと戻すために私たちは一生懸命努力していくしかない」

バルセロナを率いるシャビ監督 [写真]=Getty Images