冬の寒さが日増しに厳しくなってきた昨今。こう寒いと汗をかくほどアツアツの食事をとって、体の内側から暖まりたいものである。

現在ネット上では、「快活CLUB」の凄まじいカレーに注目が集まっているのをご存知だろうか。


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■メニュー名がまず凄い

焼きカレー

快活CLUBでは現在、「焼きカレーフェア」を実施中。

その名の通り「焼きカレー」(税込660円)を筆頭とした焼きカレーメニューを5種類展開しているのだが、いずれも「唐揚げ&とり天焼きカレー」「快カツ焼きカレー」「ハンバーグポテト焼きカレー」「かにクリームコロッケメンチカツ焼きカレー」(各・税込770円)といった具合に、メニュー名のインパクトが凄まじい。

焼きカレー

「美味いものと美味いものを足せば、美味くなるんだよ! カロリーなんか気にするな!」という強い意志が感じられる一連の焼きカレーだが、ぶっちゃけメニュー名だけ見ると、男子小学生考案のトンデモカレーのような印象が拭えない。

ぼくのかんがえたさいきょうのカレー」のクオリティを確かめるべく、記者が最寄りのフェア実施店舗へ向かうと…想定外の衝撃と遭遇することになったのだ。


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■なぜこのクオリティが…

焼きカレー

まずは小手調べとばかりに、基本となる「焼きカレー」を注文。

心のどこかで「焼きカレーフェアとは銘打っていても、ネットカフェのクオリティだろうな…」と侮っていた記者の元へ運ばれてきたのは…カレー専門店で提供されているものと遜色ない、じつに高クオリティのカレーであった。

焼きカレー

特筆したいのがモッツァレラチーズとカレーの相性で、チーズのまろやかさな甘みが、カレーのスパイスと完全に調和している。これが660円で食べられるのは正に「破格」のひと言。

注文を受けてから調理を行なっているため、いつでもアツアツの出来立てカレーが食べられるのもポイントが高い。

続いては、個人的に最も気になっていた「唐揚げ&とり天焼きカレー」をオーダー。数分後、記者は正真正銘の「カロリーモンスター」と相対することになる…。

■これもう化け物だろ…

焼きカレー

その名の通り、唐揚げととり天がカレーの中で渾然となった狂気のメニューこそが「唐揚げ&とり天焼きカレー」である。

焼きカレー

今回は折角なので、カレーの種類を快活CLUBオリジナルの「プレミアムカレー」(税込170円)に変更することに。通常のカレーと比較するとコクがワンランクアップしており、こちらもやはりチーズとの相性が抜群だ。

焼きカレー

もちろん具材の唐揚げ、とり天のクオリティも最高なのだが、体調次第では普通に胃もたれもあり得る組み合わせ。オーダー時は自身のコンディションと相談し、計画的に食べることをオススメする。


■快活焼きカレーの歴史

今回のフェアが実施されるにあたり、快活CLUBを運営する「快活フロンティア」広報に詳しい話を聞いたところ、通常のグランドメニューとして「焼きカレー」が登場したのは2009年からと判明。

当時はトッピングがないシンプルな焼きカレーが1種類あったのみで、その後様々なトッピングを追加した新メニューが販売されたのだ。

なお、快活フロンティアからは「当時の担当者は焼きカレーのメニューを考案する際にカレーを食べ続けて、 自分が話しているとカレーの匂いがするのでは…と心配していたそうです」というコメントまで見られ、担当者のガチ具合がヒシヒシ伝わって来るというもの。

焼きカレー

2019 年からは冬季の期間限定メニュー・フェアとして販売を開始しており、広報担当者は「現在は焼きカレーを食べに来店されるお客様がいるほどの人気メニューです」と笑顔で語ってくれた。

13年間の歴史の中ではチーズを「十勝産」のものに変更したりと様々なアップデートがなされ、焼きカレーの種類は試作品も含めると過去100種類以上になるというから驚きである。

焼きカレー

もはやネットカフェの仮面を脱ぎ捨て、「最強のカレー屋」の座に王手をかけつつある快活CLUBの焼きカレー。ぜひ一度は体験してみてほしい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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