名古屋グランパス9日、長谷川健太氏(56)が来シーズンの指揮を執ることを発表した。

長谷川監督は静岡県出身で、清水東高校から筑波大学へと進学。その後、当時日本サッカーリーグ1部の日産自動車サッカー部に在籍し、Jリーグ設立と同時に出身地である清水エスパルスプレー。日本代表としても27試合4得点の活躍をし、清水の地で現役生活を終えた。

その後は第二のキャリアを指導者として常葉学園浜松大学でスタート。2005年からの5年間は現役生活を送った清水で過ごすと、2013年からは当時J2リーグガンバ大阪の監督に就任した。その1年目からJ2優勝を果たしてクラブをJ1に復帰させると、翌年にはJ1リーグJリーグカップ天皇杯の3冠を成し遂げるなど輝かしい功績を残した。

2017年までG大阪の監督を務めると、2018年からはFC東京の監督に就任。2019年にはタイトルこそ逃したものの、最終節まで優勝争いを演じてクラブ史上最高位の2位に押し上げるなど、チームを成長させた。翌年には新型コロナウイルスの影響により、シーズンの日程が大きく変わった中で、クラブ史上3度目となるYBCルヴァンカップ制覇を成し遂げた。

しかし、今季は優勝を目標に掲げた中、ここまで14勝7分け14敗の9位と成績不振。11月6日に行われた明治安田生命J1リーグ第35節の横浜F・マリノス戦では、前半に退場者を出して0-8の大敗を喫し、翌日に辞任していた。

名古屋は9日、マッシモ・フィッカデンティ監督(54)の契約満了を発表。2019シーズンは残留争いをしている中のチームを立て直し、2020年はJ1で3位と躍進しAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。2021シーズンは堅守を武器に上位を争うと、クラブが獲得していなかったYBCルヴァンカップで優勝を果たしていた。

「来シーズンより、名古屋グランパスの監督に就任することになりました。これからグランパスファミリーの皆さんと共に闘っていけることを非常に心強く、そして楽しみにしています。選手たちと真摯に向き合いながら、熱く気持ちのこもったアグレッシブなチームを創り上げていきたいと思います」

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