認定NPO法人 人と動物の共生センター(所在地:岐阜県)は、2022年4月に、オンライン市民大学「人と動物の共生大学」を本開校します(2021年12月現在プレオープン中)。同市民大学の大きな特徴のひとつは、人と動物の共生について“誰もが分け隔てなく学べる”ことであり、そのために”学費は無料”となっています。多くの人が集うオンライン市民大学づくりにむけ、急ピッチで準備が進んでいます。

■人と動物の共生大学とは
「動物福祉学」「動物行動学」「人と動物の共生学」など、オンラインで、誰もが無料で、人と動物の共生についての専門知識やノウハウを学べるオンライン市民大学です。「ペット防災カレンダープロジェクト」や「高齢者とペットの共生の仕組みづくり‐ペット後見相互学習会」など全国的な啓発活動や、仕組みづくりにも取り組みます。

単に学ぶだけでなく、人と動物が共に生きることで起きる社会的課題を解決できる専門知識を身につけ、実質的な活動展開に結びつけていくことが、同市民大学の目指すところです。同市民大学は、現在Facebookグループを使った、オンラインコミュニティとしてプレオープン中で、2022年4月に本開校を予定しています。

【ご参加はこちらから】
https://www.facebook.com/groups/kyouseidai
※Facebookアカウントの取得が必要です。

■誰もが分け隔てなく学べる場
同大学は、人と動物の共生について、誰もが分け隔てなく学べる場所にしたいとのコンセプトから、受講料は「無料」になっています。プレオープン中の現在、既に360人以上がコミュニティに参加しています。

誰もが分け隔てなくというコンセプトは実現しつつあり、高校生・大学生から、一般の飼い主、獣医師やトレーナーなどペットのプロ、士業・ライター・コンサルタントなどの専門職、大学に所属する研究者まで、幅広いジャンルの参加者が参加しています。

■学費は「無料」、寄附型の運営
広く多くの参加者と共に学べる場を作るため、同市民大学に参加するための”学費は無料”とさせていただいています。


一方で、必要となる運営資金は「寄付」によって賄っています。
現在、『ふるさと納税』を活用した寄付受付を行っています。同市民大学の取り組みに共感する皆様より寄付が寄せられ、400万円を超える寄付が寄せられています。

【ご寄付の受付はこちらから】
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1426

■代表・奥田獣医師メッセージ
―なぜ、「人と動物の共生大学」を設立しようと?

近年、犬猫の保護活動は盛んに行われ、実際に、犬猫の殺処分数は年々減少しています。多くの方々の努力によって、「殺処分ゼロ」を達成する自治体も見られるようになりました。ただ一方で、犬猫の保護シェルターは常に、たくさんの犬猫で溢れている状態です。救っても救っても、終わりが見えてこない。そんな状況が続いているのです。 それは、なぜか? 保護しなければならない犬猫が、生まれ続けているからです。目の前の不遇な犬猫たちを救う保護活動は、もちろん重要です。ですが、それだけでは、本当の課題解決には至りません。私たちが目指すべきなのは、“保護しなければならない”犬猫がいない社会です。殺処分ゼロを目指すだけでなく、その一歩先、“真の”殺処分ゼロ社会を目指さなければなりません。

その実現のために必要なのが、『蛇口を締める活動』だと考えています。しかし、蛇口を締める活動は広まっていないし、知られてすらいません。この活動について一人でも多くの方に知っていただきたい、学んでいただきたい、参加していただきたいという思いから、同大学の設立を目指しました。

―『蛇口を締める活動』とは?
上の図をご覧ください。今にも割れそうなほどに膨れ上がっている水風船は、保護施設の現状を表しています。この水風船のように、保護施設には常に、多くの保護犬猫がいます。そして、この保護施設を支えているのはボランティアさんたちです。

下の段の一番左、「殺処分」の蛇口を締めるために、保護活動に取り組む方々の負担は増大し続けてきました。本来、殺処分問題を根本的に解決するためには、“上の段”の蛇口を締めることが大切なのです。上の段の蛇口を締めることで、保護すべき犬猫が生み出されないようにする。これが、私たちの提唱する『蛇口を締める活動』です。

▼『蛇口を締める活動』について詳しくはこちら
http://human-animal.jp/blog/517
https://www.youtube.com/watch?v=qMiS50GH8d8

―大学受講費の無料化を決めた理由は?

「蛇口を締める活動」を、より多くの人と共に広めていきたい、と考えたからです。

殺処分問題の根本的解決、人と動物の共生の問題の解決を、一部の団体、一部のボランティアの力だけに頼る形は適切ではありません。多くの思いある方々が、自分にできることを始める、小さくても活動に取り組むことで、社会に大きな変化を生み出していくことができると思います。

「動物のために何かしたい!」
そう考えるみなさんの力を集結することが、何より重要だと考えました。

動物のプロや、すでに保護活動に取り組んでいる方はもちろん、ペットを飼っている人も飼っていない人も、社会人のみなさんも学生さんも、「動物のために自分も何かしたい、何か学びたい」と思うすべての人が、人と動物の共生について分け隔てなく学べる場を提供し、蛇口を締める活動を広めていきたい。そのために、受講費がネックになってはならないと考えたのです。

大学運営資金は、『ふるさと納税』などを活用して寄付を募ることとしました。現在は、”使いみち”を特定して納税先を選べるふるさと納税(ふるさとチョイス)にいて寄付を募集しています。(https://www.furusato-tax.jp/gcf/1426

「保護活動はできないけれど、自分にも動物のために何かできることはないだろうか?」
そう思っている人たちは、日本全国に大勢いらっしゃいます。私たちのもとにも、数々の相談や問合せが届いています。そんなみなさんのかけがえのない思いを、これからも“真の殺処分ゼロ社会”の実現につなげていきます。 ふるさと納税(ふるさとチョイス)詳細ページ
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1426

ふるさと納税で寄付すると?
寄付した金額から2,000円を差し引いた額が、住民税などの税額控除の対象となります。
(例:10,000円を寄付−2,000円=8,000円控除)
実質的な負担は2,000円のみで、自治体に支払う税金を寄付金に充てることができます。

<奥田順之プロフィール>
NPO法人人と動物の共生センター理事長。
適正飼育の普及のため、犬のしつけ教室ONELife/ぎふ動物行動クリニックを運営。
2017年獣医行動診療科認定医取得。
ペット産業の適正化を目指し、ペット関連企業や業界団体らと積極的に対話を行い、発刊物の監修や調査提言を行う。減災教室ペット編の開発、ペット防災カレンダーの開発、全国動物避難所マップ作成など、ペット防災活動にも尽力。
著書:「動物の精神科医が教える犬の咬みグセ解決塾」「ペット産業CSR白書-生体販売の社会的責任-」

▼リンク一覧
公式サイト:http://human-animal.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/hasc.tomoiki/
Instagram:https://www.instagram.com/tomo_iki_gifu/

▼ご取材について
本件に関するご取材は、以下の連絡先までお願いいたします。
認定NPO法人人と動物の共生センター 担当:理事長・奥田順之
住所:岐阜県岐阜市岩地2-4-3
TEL:058-214-3442
FAX:058-214-3640
MAIL:info@tomo-iki.jp
HP:http://human-animal.jp

配信元企業:特定非営利活動法人人と動物の共生センター

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ