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 メキシコのタマウリパス州では、10月から11月にかけて謎の人物が暗躍していたようだ。

 一人なのか複数人なのかはわからないが、その人物は、路上や公共交通機関で窃盗・強盗を働く悪人たちを捕え、大通りの目立つ信号機ダクトテープで縛り付けるだけでなく、顔を映画『ジョーカー』のようにペイントして放置したという。

 画像がソーシャルメディアで拡散すると、ユーザーらは「メキシコバットマン」と呼び、社会を取り締まる隠れたヒーローに称賛の声を寄せた。

【画像】 謎の人物によって捕えられた強盗犯

 『Mexico Daily Post』によると、10月19日の夜、タマウリパス州リオ・ブラボーの大通りの信号機に、ダクトテープグルグル巻きにされた男女が発見された。

 2人の顔は、映画『ジョーカー』のピエロのように白塗りメイクが施されてあり、女性は額に、男性は胸に「私はネズミ」「私は泥棒」といった文字がペイントされ、男性は上半身裸でズボンは細かく切り裂かれていた。

 実はこの2人はカップル同士で、年配の女性のバッグから財布を盗み去ろうとしたところを謎の人物に捕らえられ、縛り付けられてしまったようだ。

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 女性は、何とか自分の体からダクトテープを外すと、パートナーの男性を助けようとテープを必死に剥がしにかかった。

 ちょうどその時、警察が到着し逮捕となった2人は、警察に「仕事も金もなく、強盗が手っ取り早く金を手に入れられると思い、やった。女性には、本当に申し訳ないことをした。犯行時は薬物の影響で思考がまともじゃなかった。女性には許してほしい」と反省の言葉を述べていたという。

これまでに同州で7件も同じ事態が発生

 その後、11月5日にも同じ信号機に丸裸にされ、ピエロペイントを施された男性が縛り付けられているのが発見された。

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 その横には、男女へのメッセージ同様「ネズミ」という文字が書かれたカードが添えられてあったという。

 また、11月20日には公共交通機関内で乗客から金品を強奪しようとした4人組が、謎の人物に捕らえられた。

 上半身を裸にされた4人は、ジョーカー風のメイクを施され、手をダクトテープで縛り上げられて大通りに沿って行進することを余儀なくされたようで、その姿がソーシャルメディアシェアされた。

 一体誰が、これらの犯罪者を密かに取り締まっているのかは謎だが、ユーザーらからは「メキシコバットマン」「見せしめの刑か。これはいいや」「悪者を捕えてくれてありがとう!あなたはヒーローだ」といった称賛の声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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強盗犯にジョーカーのペイントを施し、信号機に縛りつけて去っていった謎の人物