ジョシュ・ハートネット(43歳)は、メンタルヘルス重視で仕事を選ぶようにしているという。映画「パール・ハーバー」などで知られるジョシュは、3作で1億ドル(約114億円)と言われるスーパーマン役のオファーを受けたものの、それを断わり、スポットライトから距離を置いて私生活に焦点を当てたことは「ベスト」な決断だったとインタビューで明かしている。

チャンネル・セヴンの「サンライズ」に出演したジョシュは次のように語った。

ハリウッドを寄せ付けないことが僕のメンタルヘルスとキャリアにとってベストなことだった」
「幸運なことに、人生の早いうちにそれをしたんだ。家庭で良い生活を送り、映画作りといったワイルドで素晴らしいことをする。非常なる特権だよ」

また、最終的にはジェイク・ギレンホールと故ヒース・レジャーが主演した同性愛を描いた2006年作「ブロークバック・マウンテン」でのホアキン・フェニックスとの共演など、様々な役柄を断ってきたことに後悔していないそうで、「不運にも『ブロークバック・マウンテン』をやる予定だったけど、2006年作『ブラック・ダリア』の契約があったから降板しなければならなかったんだ」と話し、「ホアキン・フェニックスとはキスしたいとずっと思っていたんだけどね」と冗談を飛ばした。

またタムシン・エガートンとの間に3人の子供がいるジョシュは、ハリウッドのトップを目指したことはないとして「常にトップにいるのが本当の野望なら、人生を通し背後をずっと気にしていないといけない」「僕はそんなことしたくなかったんだ」「僕は好きな人々と良い仕事をして、空いた時間は僕が大切にする人々と過ごしたかった」「当時『スーパーマン』を断ることは僕にとって明らかだった。トップの監督から役をオファーされていたんだ。でも『スーパーマン』はリスクだ。巨額のお金が関わっていたけど、それが全てだとは思わなかったから」と振り返る。

また当時、ハリウッドを離れることを疑問視されたジョシュだが、自らの生活を優先したことは正解だったと感じており、ハリウッドドリームよりも長年の友人や家族との関係を保つ方を選んだそうで「僕が最も誇りにしているのは3児の父だということ」と続けた。